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火星と地球が接近!7月31日の「大接近」の前に知っておきたい火星のこと

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2018年06月27日 17:02  新刊JP

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7月31日に火星と地球が大接近する、というニュースを目にしたことがある人は多いはず。

その通り、2年2ヶ月ごとに地球と接近する火星は、今年の7月31日に地球から5759万キロメートルまで近づきます。この距離まで近づくのは15年ぶりの「大接近」なのだとか。遠い時は望遠鏡を使ってもなかなか見えない火星ですから、その表面を観察するチャンスです。

『わかる! 楽しむ! 火星大接近&はやぶさ2:惑星探査の最前線と2018年天体イベントの見方がやさしくわかる』(誠文堂新光社刊)は、科学雑誌「ニュートン」、「月刊星ナビ」と「子供の科学」と誌上コラボして、今回の大接近を総力特集。「水の氷や大気がある、地球とよく似た惑星」と、ぼんやりとしたイメージが先行しがちな「火星」について教えてくれます。

■15年ぶりの「大接近」はなぜ起きる?

ご存知の通り、火星は地球のすぐ外側で太陽の周りを公転する惑星です。しかし、地球と比べて公転の周期が長く、地球が365日かけて太陽の周りを一周するのに対して、火星は687日かけて一周します。

そのため、地球は周期的に火星に「近づき、追い越す」ことになります。この周期が2年2ヶ月に一度。この時に地球と火星の距離が近づきます。

ただし、火星の公転軌道は少し潰れた楕円形をしているので、軌道のどこで地球が追い越すかによって火星との距離は変わってきます。今回の接近は、火星が太陽に非常に近づいたタイミングで地球と遭遇するために起こるため「大接近」と呼ばれます。ちなみに、次回の大接近は2035年。そう考えると、今回は貴重な機会ですね。

■「火星移住計画」は可能か 火星の環境はとっても過酷

1975年にNASAが送り込んだ火星探査機「バイキング」が火星の表面に降り立ち、火星の映像を地球に送ってから今日まで、さまざまな探査によって、火星の環境や地形、生物の存在の可能性まで、多くのことがわかってきています。

なかでも火星環境については、想像以上に厳しいものだということがわかってきました。酸化鉄を多く含む砂漠に覆われた地表は湿度5%と極度に乾燥し、静電気がすぐに発生します。そこで起きるつむじ風や砂嵐は帯電しており、直撃すると感電するそう。

大気はありますが、地球の100分の1以下の薄さで酸素はほぼなし。この大気の薄さに加えて磁場がないため、紫外線や高エネルギーの宇宙線が弱まることなく降り注ぎ、隕石も減速したり蒸発したりせずに落下します。

平均気温はマイナス63℃という極寒も考慮すると、古くからロマンを持って語られる「火星移住計画」を実現するには、乗り越えないといけない壁はまだまだたくさんありそうです。



今回の「大接近」で火星がもっとも地球に近づくのは7月31日ですが、既にかなり近づいてきていて、6月下旬の今だと夜9時半ごろ南東の地平線にのぼってきます。9月下旬ごろまでが「見頃」なので、小中学生は夏休みの自由研究として観察してみるのもいいかもしれません。

既に火星表面の地形には名前がつけられ、詳しい地図も作られている火星。
本書では、探査機によって撮影された地表の写真をふんだんに紹介。火星がもう決して遠い存在ではないことを実感させてくれます。

知っていそうで実はあまり知らない火星のこと。イメージを膨らませておけば、「火星大接近」をより楽しめるはずです。
(新刊JP編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • あれからもう15年か。 望遠鏡引っ張り出そう。 木星と土星もいい感じだし。
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