7月1日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア決勝トーナメント1回戦で、スペイン代表はロシア代表と対戦。1−1のまま延長戦を終えても決着がつかず、PK戦で3−4と敗れてベスト16敗退が決まった。
前後半90分、そして延長戦の30分間を通じて、ボールポゼッション率ではロシアを圧倒していたスペイン。スペイン紙『マルカ』は同試合のデータを紹介し、「理屈通りにいけば勝利だと思われるのだが、そうはならなかった」と記した。
同紙によると、スペインは120分間で1114本ものパスを記録し、90.31パーセントと高い成功率(1006本)を誇った。ロシアのパス数は290(成功は191本)であることから、相手の5倍ものパスを通していたこととなる。なおスペインのボールポゼッション率は78.97パーセントと、非常に高い数値となっている。
ボールを動かし続けたスペインは、シュート24本(枠内は9本)を放ったものの、セットプレーから誘発したオウンゴールでの1点にとどまった。守備を固めたロシアの攻略に苦しみ、PK戦の末に大会から姿を消すこととなった。