「H&M」日本第1号店の銀座店が閉店へ、10年間営業

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2018年07月06日 11:53  Fashionsnap.com

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H&M銀座店(5月撮影) Image by: FASHIONSNAP.COM
「H&M」が、日本1号店の銀座店を7月16日に閉店することがわかった。

 旗艦店でもある銀座店は、H&Mが日本に上陸して初の店舗として銀座7丁目の銀座中央通り沿いに2008年8月にオープン。初日には徹夜組を含め、開店を待つ約5,000人の客が行列し盛り上がりを見せた。H&Mは7月6日現在、国内に83店舗を展開している。


 閉店の理由についてルーカス・セイファート(Lucas Seifert)H&Mジャパン社長は、ギンザ シックス(GINZA SIX)の開業で人の流れが変わったこと、渋谷や新宿の旗艦店と比べ小型店舗であったこと、そして高額な家賃などを挙げた。10年間の店舗のリース期間が満了を迎えるにあたり、閉店を決めたという。しかし銀座が重要なエリアという位置付けは変わらないため、今後は「フルライン型のデジタルストアの再出店を計画していく」という。「日本は市場規模に比べて店舗数が圧倒的に少ない。オリンピックまでに100店舗に到達する予定で、200店舗も現実的。ファッション小売業界の変化に伴いポートフォリオを変化させていく必要があり、それに伴う移転や閉店は自然な流れ」とコメントしている。

 H&Mが発表した半期報告書によると、売上高は1,140億スウェーデンクローナ(約1,438億円)となり前年比で微増だったが、経常利益は前年比33%減の72億7500万スウェーデンクローナ(約919億円)で増収減益となった。またカール・ヨハン・パーション(Karl-Johan Persson)ヘネス・アンド・マウリッツCEOは今年の計画として、新規市場を中心とした390店舗の新規出店と、既存の150店舗の閉店の見通しを明らかにしている。

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