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東京・下町の神社でお守りをアップデート! デジタルとアナログを融合した「お守り2.0」

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2018年07月06日 23:23  Excite Bit コネタ

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Excite Bit コネタ

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東京、下町の神社で今、変革が起こっています。

東京・入谷にある小野照崎神社。こちらの神社は創建が1160余年と歴史のある神社です。そんな神社で今起こっていること。小野照崎神社の権禰宜(ごんねぎ)である小野亮貴(おのりょうき)さんが中心となり進めているプロジェクトのひとつが、お守りをアップデートする「お守り2.0」です。


ハッシュタグをつけて誓いをSNSで宣言



「お守り2.0」とはSNSで宣誓する新しいお守りで、健康祈願や合格祈願のように“幸せな状態を手に入れること”を神様に祈るのではなく、行動や概念、思想を“身に着ける”ことを祈願するもの。お守りにあしらわれた「#」のデザインが斬新です。
元来、お守りは生活のすぐ近くで寄り添い、心の支えとなる拠り所。インターネットが生活に欠かせなくなっているこの時代に、小野さんが「ネット上で神様との関わりを表現できないか」と考えた結果生まれたのがこの「お守り2.0」。スマホ世代に向けた新しい仕事守となっています。

お守りの身に着け方はこうです。誓願紙に誓いを記し、御神前で誓いを立て加護を願います。誓いはSNSで#ハッシュタグをつけて宣言することで、お守りを持つ人が明確な姿勢をもって目標に向かっていくことができ、#ハッシュタグをたどることで、同じ価値観や熱量、願いを持つ人が繋がる「緩やかなコミュニティ」が誕生します。誓いを明らかにすることで想いを深め、コミュニティで繋がることで自分の背中を押すことができるというデザインになっています。

2018年7月7日の朝10時に社務所にて頒布開始(1000体限定)となる「お守り2.0」は2種類。ひとつは小野照崎神社の御祭神である小野篁公と実業家、作家、ロケット開発者など様々な肩書を持つ堀江貴文氏とコラボした「#多動力守」。

もうひとつは、昭和を代表する囲碁棋士である故藤沢秀行名誉棋聖と、「圧倒的努力」の志を掲げて名を上げた現代の出版界を代表する編集者・見城徹氏の「#圧倒的努力守」。
「神社」や「お守り」というものは時には前時代的なイメージを持たれることがあるし、実際に神社の方に「いまだにExcelを使わずに手で計算する人がたくさんいる業界である」という話を聞いたこともあります。第一線で活躍される文化人とのコラボやSNSも活用する「お守り2.0」は、IT化が進み目まぐるしく毎日が過ぎるこの時代に即した、逆にいえばこの時代だからこそ生まれた“新しいお守り”といえそうです。


平安のマルチアーティストを祀る小野照崎神社



そんな「お守り2.0」が誕生した小野照崎神社とはどんな神社なのでしょうか。852年に上野照埼の地に創建され、江戸時代、江戸城の鬼門封じとして寛永寺が建立されるとともに現在の入谷の地に遷され、現在の地に建立されてからは350年ほど。御祭神として祀られているのは平安時代初期の政治家でありマルチアーティストである小野篁命(おののたかむらのみこと)。

マルチアーティスト、というとピンと来ないかもしれませんが小野篁公は「わたの原 八十島(やそしま)かけて 漕(こ)ぎ出でぬと 人には告げよ 海人(あま)の釣り舟」の歌で百人一首に選出されていることでも有名な人物で、漢詩は「日本の白楽天」と呼ばれるほどの腕前、国の参議を務め、法律の解説書である『令義解』の編纂にも関わり、書においては天下無双、画も「人の及ぶところではない」と称される程の天才でした。現在では「誠の神」、「学問の神」、「芸能の神」として人々の崇敬を集めています。

国民的俳優の故・渥美清氏ゆかりの神社としても知られている小野照崎神社。渥美氏がまだ無名だった頃に煙草を断って小野照崎神社に願掛けをし、その直後に映画『男はつらいよ』シリーズの主役に抜擢されたという逸話が残っています。そうしたエピソードからも、「芸能方面で大成したい」願いを持った人が多く参拝に訪れる場所にもなっています。また、境内には富士山から運んだ溶岩で築き上げた「富士塚」が鎮座しており、重要有形民俗文化財にも指定されています。

こちらでいただくことのできる御朱印は2種類。小野照崎神社のもの(右:初穂料500円)と月参りで毎月変わる限定の御朱印(左:初穂料1,000円)は日本画の挿絵をあしらい特別に用意したもの。毎月神社で手を合わせる時間を尊いものとして、そうした神社で手を合わせる習慣をつける一助になってもらえればという想いから制作されたのだとか。

伝統を守って伝えていくだけではなく、積極的に新しいことにも挑戦する小野照崎神社。権禰宜の小野亮貴さんにも話を伺いました。

「常々思っているのは、神社に来た人は元気になって帰っていってほしいということ。元気って“元の気の状態に戻す”と書くのですが、元気は飽く迄もフラットな状態で、しなやかで1番良い自然な状態です。神様の前で手を合わせて、自分と神様と対峙をして、立ち止まって、振り返って、感謝して、改めて前を向いて宣誓して頂く。前向きな気持ちで満ちた状態になって帰ってもらえれば嬉しいですね。
こういったお守りがきっかけで神社にいらした方も、最初の第一歩として大事なのは、自分と向き合う時間とか、心を落ち着けて日常と切り離す時間。“気持ちをリセットする場所”という定義でもいいので、神社で手を合わせるタイミングを増やして欲しいですね」

「お守り2.0」は第2弾などの構想もあるそう。下町の神社の挑戦から目が離せません。
(ちぷたそ)

■取材協力


小野照崎神社
住所:〒110-0004 東京都台東区下谷2丁目13-14
TEL:03-3872-5514
URL:http://onoteru.or.jp/

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