7月3日、東ケープ州ケントン=オン=シー近くの動物保護区「Sibuya Game Reserve(シブヤ ゲーム リザーブ)」で、スタッフが血まみれになった遺体の一部を発見した。夜更けだったこともあり、4日の日中になってスタッフはヘリコプターを呼び、保護区にまだ密猟者が隠れていないか捜索を依頼した。密猟者がいないことを確認した後、獣医は区域内の6頭のライオンを麻酔銃で眠らせ、警察とスタッフが敷地内を捜索し、密猟者のものと思われる複数の遺体の部位が見つかったという。保護区オーナーのニック・フォックスさん(60歳)はこのように話している。
「Sibuya Game Reserve」は東ケープ州の中でイギリス人観光客に最も人気な動物保護区のひとつであり、ゾウやサイ、バッファロー、ライオン、ヒョウなどが約78平方キロメートルもの敷地に生息している。しかし今年に入って、すでに9頭のサイが密猟者によって大口径のハンティング・ライフルで撃ち殺されていることが明らかになっている。警察や「Sibuya Game Reserve」のスタッフらはこれ以上サイが被害に遭わないよう、これまでサイを殺してきたのが今回のライオンの餌食となった密猟者であることを望んでいるという。
画像は『The Sun 2018年7月5日付「TORN TO PIECES Rhino poachers ripped apart and EATEN ALIVE by lions after breaking into South Africa game reserve」(IMAGE: SIBUYA GAME RESERVE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)