■結婚したいわけではないけれど……
婚活に疲れている女性が多いアラフォー独身。仕事をしていれば、「どうしても結婚したいわけではない。いい人がいれば」となりがちだ。
「それに今さら結婚するのなら、『待っててよかったね』とみんなに言われるような相手を見つけたいじゃないですか。だから、どんどんハードルが高くなるんですよ」
|
|
|
|
笑いながらそう言うのは、ミナさん（39歳）だ。ここ4年くらい、ときめく出会いがないという。
「出会いのパーティーとか友達の飲み会とか、いろんなところに出没しているんですけどね。年上NG、同世代か年下、初婚、正社員で年収600万以上、スポーツをやっている人という程度の条件なんですけど……」
|
|
|
|
今の世の中、そのハードルは相当高いようだ。
「ついでにいえば長男じゃない人で、見た目もそこそこ、明るくて社交的……なんて言い出したら、だいたい女友達から怒られます」
結婚願望より恋愛願望が強まっているというミナさん。条件にあてはまる男性との出会いはいつになるのだろうか。
|
|
|
|
■親を安心させたい、でも出会えない
「オトナ婚なんて最近話題になっているけど、この年齢になったらどうやって探せばいいのかもわかりません」
そう嘆くのは、サユリさん（42歳）だ。周りを見渡すと、同世代の独身女性はけっこういるが、男性はバツイチで養育費に苦しんでいる人ばかり。
「以前は親と同居していたんですが、あまりに結婚結婚ってうるさいので、40歳になったときに家を出たんです。それでも月に一度は見合い写真を送ってきますね。それがだいたい50代で妻に先立たれたとか離婚したとか、そういう人ばかり。離婚していてもいいけど、いきなり中学生の母親になれと言われてもねえ」
1人で気楽に生きてきた面もあるので、今さらわざわざ苦労を背負い込む気にはなれない。不倫の恋もしたが、結局男は家庭に戻っていくものだと身をもって知った。
「親を安心させたい思いはあるけど、だったらもっといい話をもってきてほしい（笑）。すっごいお金持ちだとか、すっごいハンサムだとか、何かずば抜けていいところがあれば選択のしようもあるんだけど。私自身、1人がいいのか、それとも周りのためにも家庭をもつべきなのか、今になって真剣に考えています」
何が自分の幸せなのか。納得できる答えはなかなか見つからないのかもしれない。
某お役所の定年間近なおっさんとかやめて
１人で立派に生きて行くから母上は安心してくだされ
結婚に夢も希望もなく余計な物を背負いたくない
0件
ライフスタイル
