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2020年以降の経済は本当に“先行き不安”? 経済アドバイザーに聞く 【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】

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2018年07月10日 21:02  新刊JP

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新刊JP

写真渡辺林治さんと鬼頭あゆみ
渡辺林治さんと鬼頭あゆみ
みなさん、こんにちは!鬼頭あゆみです。
インターネットラジオ「本が好きっ!」、第35回目のゲストとしてお越しいただいたのは『乱高下あり! バブルあり! 2026年までの経済予測』(集英社刊)の著者、渡辺林治さんです。

渡辺さんは、経済アドバイザーとして、これまで40社以上の上場企業の戦略立案や経営のアドバイスを行ってきました。データを基にした国際金融の予想には定評があり、過去の金融危機も的確に指摘しています。

■今はバブルの5合目? 明るい兆しのアメリカ経済



渡辺さんが本書を書かれたきっかけは、世の中で東京オリンピック後に日本の景気は悪くなる一方だというイメージが流布しているからだと言います。
というのも、渡辺さんのデータを基にした経済予測とはあまりに違うので、正確な情報を伝えたいと思ったそう。

また、2017年にトランプ大統領が誕生し、ここ最近では、アメリカと北朝鮮のトップ会談が行われるなど、世界はすごいスピードで動いています。さらに、6月に入ってからはアメリカと中国の間で貿易経済報復戦争が激しさを増しているなど、これからの景気を気にする人が増えていることも一因になっていると述べます。

渡辺さんは、短期的な上がり下がりを追いかけるよりも、長い時間軸、歴史的な視点で経済を考える必要があるといいます。その視点は今回の本でも活かされていて、2018年から2026年の8年間のタイムスパンで予測されています。
特に今は、150年前の明治維新の頃と似ていて、ガラッと世の中が変わるタイミング。IT革命で企業もライフスタイルも大きく変わる時代にさしかかっているといいます。

では、世界の経済は今後どうなっていくのでしょうか?

渡辺さんは、長期予測の中で「今はバブルの5合目」といいます。とりわけ、アメリカ政府発表のデータから読み解くと、今後さらにアメリカ経済は拡大していくことが考えられます。また日本では、消費増税で景気が悪くなっても不況対策が期待されるので、2020年以降も景気の停滞や株安が長く続くとは思えないと、渡辺さんは話します。

2020年にはアメリカ大統領選がありますが、大切なことはここで共和党の大統領が当選すること。当選したら経済をより活発にする政策が行われ、アメリカ経済がさらに拡大していくというのです。

また、アメリカのイベントで忘れてはいけないのが、2028年のロサンゼルス・オリンピック。この大会に向けて、お金の流れがよくなる政策がとられると見ています。実際に現在、アメリカではドットフランク法(米金融規制改革法)を改正し、金融機関の業務が自由にできるようにする方向で議論が進んでいます。ただ、歴史を紐解き、オリンピック前の2026年頃には景気悪化や株価下落に注意が必要とも指摘しています。



■個人の資産形成「日々の値動きに翻弄され売り買いすべきではない」

一方、日本では消費税の増税や、物価の上昇など気になるニュースもたくさんあります。でも、ちょうど今は上昇基調の中での乱高下だという大事なことを忘れてはいけません。

そんな中で、個人がどうやって資産形成をしていったらいいのか?
これについて渡辺さんは、個人が日々の値動きに翻弄され売り買いすべきではない。それは投機であって投資ではないと言います。そして、現実的には年間2〜3パーセント増やせる程度の投資、具体的には、各人のリスク許容度に応じて、ETF上場投資信託などを活用しリスクを分散する運用をすすめます。

渡辺さんの著書は、経済についてちょっと勉強してみたいという人や、少しずつでもいいから資産を形成してみたいという人にはうってつけ。経済の仕組みと、予測を丁寧に解説されており、これからの世界経済の動きを知るヒントがたくさん書かれています。

渡辺さんがポイントを整理してお話してくださった「本が好きっ!」インタビューとともにお楽しみください。

【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】
ブックナビゲーター・鬼頭あゆみによる書評ラジオ。毎回、話題の本の著者が登場して、本について掘り下げるインタビューを届ける。
オーディオブック配信サービス・「audiobook.jp」にて無料配信中。試聴ページ

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