2018 FIFA ワールドカップ ロシア・準決勝が11日に行われ、クロアチア代表とイングランド代表が対戦。1−1でもつれこんだ延長後半で勝ち越したクロアチアが同国史上初の決勝進出を決めた。試合後、クロアチアのズラトコ・ダリッチ監督がコメントを残している。
クロアチアにとって決勝の相手であるフランスは1998年大会の準決勝で敗れた相手。ダリッチ監督は当時を思い出しながら、決勝に集中する姿勢を示した。
「1998年、私はサポーターとしてフランスで試合を見ていた。クロアチアの誰もが、(元フランス代表DFリリアン・)テュラムが得点して1−2ビハインドになったあの試合を思い出す。過去20年間あの試合は議論にあがる話題だった」
「その一方で私は(元クロアチア代表FWダヴォール・)シューケルの先制点を祝ったときもよく覚えている。今日はあれを思い出すし、今日の勝利はあの時に匹敵するくらい嬉しい」
「どちらのチームもクオリティを示したと思う。我々は(決勝でフランスに対して)リベンジを果たそうなどと考えていない。これはスポーツで、これがフットボールなんだ。決勝では、我々のベストゲームをすることができるように、準備に集中したい」
また、決勝トーナメントに入ってから3試合連続となる延長戦を戦い抜いた選手たちに対し、ダリッチ監督は感服した。
「今日の選手たちは強さ、スタミナ、エネルギーのレベルが凄かった。交代枠を使いたかったが、(ピッチ上の)誰も交代を求めないんだ。みんなが揃って、『いける。まだ走れる』と言っていた。小さな負傷を抱えている選手もいるのにね。2人の選手は片足だけでプレーしているような状態だった。しかし、彼らはそれを感じさせなかった」
フランスとの頂点を争う決勝戦は15日に行われれる。