全長4.7メートルの巨大イリエワニ、8年越しで捕獲成功(豪)

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2018年07月13日 11:03  Techinsight Japan

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4.7メートルのイリエワニを捕獲(画像は『Northern Territory Parks and Wildlife 2018年7月10日付Facebook「Yesterday afternoon rangers caught a 4.7m male saltwater crocodile in a trap on private property 60km downstream from Katherine.」』のスクリーンショット)
米フロリダ州やオーストラリアでは頻繁にワニの姿が目撃されているが、このほど豪ノーザンテリトリーにある川で巨大なイリエワニが捕獲された。捕獲作戦から8年、ついに捕えられたこのワニは今後、クロコダイル・ファームへ移される予定だという。『WBRC FOX6 News』『The Sun』などが伝えている。

ノーザンテリトリーの公園や野生生物の保護に努める「Northern Territory Parks and Wildlife(以下、NT)」職員は7月9日、キャサリン川を60kmほど下った私有地でオスのイリエワニを捕獲したことをFacebookにて明かした。

キャサリンにあるボート進水路近くで「“巨大な黒い尻尾”を見た」という噂が相次いだことから、NT職員らは罠を仕掛け、全長4.7メートル、体重600kgにもなる巨大なイリエワニを捕獲した。実はこのワニ、8年前から捕獲を試みられており、ようやく捕獲に成功したのだ。推定年齢60歳とされ、キャサリン川で捕まったワニとしては最大だそうだ。NT職員のクリス・ヘイドンさんとジョン・バークさんはこのように話している。

「これまで捕獲したワニは、ほとんどが全長4.2メートルほどでした。キャサリン川でこんなに大きなワニが捕獲されるのは稀です。これほど巨大なワニの捕獲には鎮静剤を使うので、我々が食べられるという危険はありません。このワニはキャサリン川では最大のワニと言えますが、ダリー川ではもっと大きなワニが見つかっているようです。」

米フロリダ州では「水辺のある場所にはワニがいる」と言われているように、オーストラリアのノーザンテリトリーでもワニの姿は決して珍しくはなく、捕獲も頻繁に行われているようだ。今年の初めには同じくキャサリン川で7頭のワニが捕獲されている。そのうち2頭は全長が3.9メートルと4.6メートルのイリエワニだった。またダーウィン市の港で捕獲されたワニは体長4.7メートルだったという。この辺りの地域では昨年に370頭、今年はこれまでに188頭のイリエワニが捕獲されたそうだ。なお1974年には、メリー川で全長6.4メートルものイリエワニが網に捕獲されたという記録がある。

NTのFacebookでは、「今回捕らえたワニは、人口密集地での人との接触を避けるため、キャサリン川下流からクロコダイル・ファームへと移されます。オーストラリア北部では、大型のワニは水中を音もなく動き回るので常に注意が必要です」と注意喚起している。

画像は『Northern Territory Parks and Wildlife 2018年7月10日付Facebook「Yesterday afternoon rangers caught a 4.7m male saltwater crocodile in a trap on private property 60km downstream from Katherine.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

このニュースに関するつぶやき

  • 大きいですね。こんなのがあちこち川にいるなんて。怖いですね。
    • イイネ!15
    • コメント 3件

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