月曜午前半休の「シャイニングマンデー」、早くも批判殺到 「他の日に残業が増えるだけ」「動員の思想だから腹立たしい」

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2018年07月31日 12:30  BIGLOBEニュース

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画像は「プレミアムフライデー」ホームページのスクリーンショット

経済産業省が「プレミアムフライデー」を別の曜日に移すことを推奨し、月曜の午前休を「シャイニングマンデー」と呼ぶことを検討しているとテレビ朝日が報じた。経産省の新たな取り組みに対しネットでは、働き方の改善に繋がらないといった批判や疑問の声があがっている。


「プレミアムフライデー」は、月末の金曜日は仕事を早く切り上げるなど豊かな時間を過ごすための取り組みとして昨年2月に開始。経済産業省の今年2月の調査によると、認知度は約9割に及んだが実際に早期退社した率は平均で1割強。来客が増えた企業は約2割に留まっている。


テレビ朝日によると、経産省は「月末の金曜日は忙しい」との指摘も踏まえ、「プレミアムフライデー」を別の曜日への変更を推奨すると同時に、月曜日の午前休を「シャイニングマンデー」と呼ぶことも検討しているという。なお、「シャイニングマンデー」というネーミングは、広告会社に勤める人が考案したとされ、公明党が昨年の衆議院選挙のマニフェストに月曜午前半休の仮称として載せている。


「プレミアムフライデー」が一定の効果に留まる中、ネットでは「シャイニングマンデー」として曜日と名称を変更するだけでは、働き方の改善には繋がらないといった声が殺到。好きな時に休みを取得できる環境の整備などを求める声も多くあがっている。

「小手先のテクニックでこんなこといくらやってもダメだということがなぜ理解できないのか」

「全部『動員の思想』だから腹立たしいのです。『休暇の自己決定権』。それだけでよいです」

「休みが長ければ長くなるほど『明け』が地獄になる」

「他の日に残業が増えるだけなんだから、本当にくだらない施策で税金の無駄遣いをするのはやめて」

「しわ寄せで日曜日に出勤を余儀なくさせられるブラッディサンデー」

「会社が導入する気がなければイミガナインデー」

「労基署の人員を増員して、経営者には労働法を厳守させるようにしたほうがよほど国民は幸せになれる」

「週なかの水曜日を休みか早上がりにした方が絶対うれしい」

「もっと自由に休める環境がほしい」


脳科学者の茂木健一郎氏も、前提自体がおかしいと「シャイニングマンデー」に疑問を呈している。茂木氏は、国が主導して民間に呼びかけ、それに民間が従う「トップダウン」のモデルが仮定されているとして、「国主導のトップダウンでなにかが変えられるという幻想」から脱却すべきとしている。また、メディアに対しても「あたかも決定事項であるかのように批評的スタンスなしで伝えるのは、そろそろやめてほしい」と苦言を呈している。

このニュースに関するつぶやき

  • どんだけ休みたいんだよ?禄(ろく)に働きもしないで(;・ω・)
    • イイネ!41
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