バカボンのパパは天才だった?「天才バカボン」の意外な豆知識【アニメトリビア10選】

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2018年07月31日 19:23  アニメ!アニメ!

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「深夜!天才バカボン」(C)赤塚不二夫/深夜!天才バカボン製作委員会
バラエティ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』の影響から、「取るに足りないさま、些末的」を指す“トリビア”という単語は、「つい人に教えたくなってしまうような雑学・知識」という意味でも定着しました。わたしたちが普段なにげなく視聴しているアニメにも、こういったトリビアは多数存在しています。
【アニメトリビア10選】と題してアニメに関するトリビアを紹介する本企画シリーズ。今回は18年ぶり最新作『深夜!天才バカボン』が放送中の『天才バカボン』を取り上げます。

1、タイトル「バカボン」の由来は……?
原作者・赤塚不二夫が話したことがあるのは、関西地方で良家のお坊ちゃまを指す“ボンボン”にかけた「主人公がバカなボンボンだから」説と、英語の“放浪者(=vagabond、バガボンド)”にかけた「自由な主人公にしたかったから」説。
また、仏教において“お釈迦様”を指す「薄伽梵(ばぎゃぼん、ばがぼん)」から来たという説も、過去に『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』などで触れられたことがあります。名言「これでいいのだ!」は、仏教の“悟り”に通じる考え方ですが……?

2、バカボンのパパは、生後2ヶ月目まで天才だった
バカボンのパパは3年間もお腹の中にいた末に生まれ、すぐに歩いて「天上天下唯我独尊」と唱えています(元ネタは釈迦誕生時の言い伝え)。慌てて病院にやってきた“バカボンのパパのパパ”にも「父上はじめまして!!」と挨拶した早熟の天才でしたが、生後2ヶ月目にしたクシャミで“頭のネジ”が外れてしまいました。
なおこれは原作の設定で、アニメでは「元の脳みそと馬の脳みそが入れ替わった」など異なる経緯が説明されています。

3、バカボンのパパは「ギョウ座」の「BAKA型」
バカボンのパパは、本人いわく「昭和元年12月元日のクリスマスの夜」(おそらく1926年12月25日、昭和最初の日)生まれ。星座はそのとき空に輝いていた「ギョウ座」です(ちなみに大きな流れ星もあったことから、それを目撃していたレレレのおじさんは「どこかで神の子がお生まれになるのです」と予言しています)。
血液型は「BAKA型」という特殊なもので「なめると甘い」そう。星座や血液型の占いはできそうにありませんね。

4、バカボン夫妻は「パパがデートに誘う→身勝手にフる→ママが逆プロポーズ」で結婚
バカボンのパパが「バカ田大学」を卒業(哲学科の首席!)したことは有名な話ですが、その在学中には「黒百合女学院」の“マドンナ”(のちのママ)に恋をしていました。
ある時、何とかデートにこぎつけましたが、そこに彼女を過去の恋人と混同してしまう謎の男が乱入。そのやり取りに混乱したパパは「もうきらいになったのだ!!」と突き放してしまいますが……。一転、なぜか彼女が逆プロポーズしてきたことで結ばれています。

5、本官さんの本名は「白塚フチ夫」
「本官は〜」と名乗ることから“本官さん”などと呼ばれている目ン玉つながりのお巡りさん。原作初期は離れていた目ですが、時を経るうちに繋がっていきあの容姿になっています。
その本名については、本人が「本官の名まえは白塚フチ夫ともうします」と名乗ったことが。なお、アニメ第3作では「綱刈本官」と設定されていました。

→次のページ:バカボンのパパの本名は…

6、バカボンのパパの本名は「田中田フチオ」! ではなく……?
では、バカボンのパパの本名はというと、「みんなそろってフチオさん」のエピソードで「ワシは田中田フチオ」と名乗っています。しかし、これは本官さんをからかった冗談で、「赤塚不二夫公認サイトこれでいいのだ!!」内では本人が「好きな名前で呼んでいいのだ」と言っています。
ちなみに、バカボン家の表札には「バカボン」と書いてありますが、これはママが「バカボンが迷わないで帰って来られるように」と用意したものだそうです。

7、本官さんは“私設交番のおまわりさん”
本官さんは目ン玉つながりのビジュアルが目を引きますが、撃って撃って撃ちまくる過激な警察官ぶりでも大きな存在感を発揮しています。……と思いきや、その立場は公的なものではなく、原作設定では個人で交番を運営している“私設交番のおまわりさん”とのこと。
劇中ではピストルの乱射癖でクビになったこともあり、それでも撃ちまくるための苦肉の策なのかもしれません。

8、レレレのおじさんの掃除好きは、25人もの子どもを“掃き集める”癖から
掃除が趣味の自由人“レレレのおじさん”といえば、「おでかけですか?レレレのレー」の口癖とともに、常に町中を箒で掃いて回っているキャラクターです。
箒で掃く仕草が身に沁みついているのは、若かりし彼が5組の5つ子・計25人もの子どもを持つ大所帯だったことがきっかけ。食事や登校を促す際に箒で“掃き集める”日々を送っていたため、子どもたちが全員独立した今なおその癖が抜けないそうです。

9、ガンダム“バカボンのパパの枕元”に立つ
ナンセンスで破天荒なギャグがウリの『天才バカボン』ですが、それが行き過ぎて単行本に未収録となった原作エピソードも存在しています。
当該エピソードは「夢からでてきたママなのだの巻」というタイトル。夢の中で「わたしをひと目みたらわたしと結婚しなければいけないのよ」という“ブス”な女性と出会ったパパが目覚めると、彼女が家の中に具現化。パパが寝てしまえば夢の中に帰ってくれるのですが、なかなか上手くいきません。
そこでハジメちゃんが、別の夢を見せるべく「あるところにすごいロボットがいました」として「ガンダム」の名前を出します。すると、今度は本物の「ガンダム」が具現化してしまい……というオチでした。

10、アニメ第1作では、前番組「巨人の星」からの引き継ぎが行われた
アニメ第1作『天才バカボン』は1971年9月25日からスタートしましたが、その前週、9月18日までの同枠ではスポ根野球アニメ『巨人の星』(第1作)が放送されていました。
この本放送においては、最終回を迎えた『巨人の星』について主人公・星飛雄馬が感謝の挨拶をしたのち、バカボン一家に引き継ぐシーンが存在。同じ画面内に現れたバカボンのパパと握手しながら、飛雄馬が「来週からよろしく頼みますよ」などと伝える演出が盛り込まれました。
両原作が同時期に「週刊少年マガジン」に掲載されていたという繋がりもありますが、それでもまさかの共演といえるでしょう。

『深夜!天才バカボン』
(C)赤塚不二夫/深夜!天才バカボン製作委員会

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  • バカボンのパパの出身中学の七城中学校は熊本県菊池市に実在する学校であり、その学校にはバカボンのパパが描かれた石碑が建っていたりします。
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