夏は、紫外線による肌ダメージや、冷房による冷えからくる夏太りなどが起こりやすく、うっかりすると秋がくる頃には深刻な状況になっているおそれがあります。
そんな今こそ、積極的にとり組みたいことが「腸活」です。腸内環境を整えることでデトックスされれば、ダイエットもスムーズになり、美肌効果も期待できます。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、夏の腸活に役立つおすすめレシピ
を3つご紹介します。
■夏になると便秘になりやすくなる理由
「夏になると、お通じの調子が悪くなる」という方が多いようです。これは、暑さによる運動不足や食欲不振からの各種の栄養素不足
が大きな理由となります。
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さらに、発汗が増えることで水分不足になったり、冷房で身体が冷えることで内臓の機能が低下することも原因といわれています。夏は不調になりやすいので、意識して腸活にはげみたいものです。
■食べやすく、元気が出る食感と味付けで
夏の腸活には、疲労回復効果も同時に得られる食べ方がおすすめです。
暑さによる消耗感がサポートされれば、食欲不振も改善され、身体を動かさそうという気にもなるでしょう。そして、食がすすむような食感と味付けも押さえたいところです。
■腸活のためにとり入れたい成分
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夏の腸活のためにとり入れたい成分のひとつは、腸活には欠かせない「乳酸菌
」です。乳酸菌は、腸内で乳酸をつくり出して酸性に保つので、酸に弱い悪玉菌の増殖を防ぐ働きがあります。
ふたつめは「クエン酸
」です。クエン酸は、疲労物質である乳酸の生成を抑えることで、疲労回復に効果があるといわれています。
そして、腸内の掃除役としての働きを持つ「食物繊維
」も十分にとっていきましょう。
■夏の腸活におすすめのレシピ3つ
どれも、食欲の少ない時でも食べやすく、時短で作れるレシピです。
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(1)夏野菜のピクルス
数時間で食べられる簡単なピクルスです。常備菜としてもおすすめです。
材料(作りやすい分量)
・赤パプリカ 1個 ・黄パプリカ 1個 ・ミニトマト 6個 ・セロリ 1本 ・きゅうり 1本 ・酢 200ml ・塩 小さじ2 ・はちみつ 大さじ2 ・オリーブオイル 大さじ1 ・ローリエ 2枚 ・ブラックペッパー(ホール) 数個
作り方
(1)酢をさっと煮立たせて、塩、はちみつ、オリーブオイルを加えてよく混ぜ、ローリエ、ブラックペッパーを加えておきます。 (2)ミニトマトはへたをとり、赤パプリカ、黄パプリカ、セロリ、きゅうりはひと口大に切って、軽く湯通ししておきます。 (3)保存容器に(2)を入れたら(1)を注いで、冷蔵庫で2〜3時間ほど漬け込めば完成です。
(2)こんにゃくと切り干し大根の梅煮
こんにゃくで「水溶性食物繊維」、切り干し大根で「不溶性食物繊維」と1品で2種類の食物繊維がとれます。
材料(作りやすい分量)
・こんにゃく 1枚 ・切り干し大根 25g ・油揚げ 2枚 ・梅干し 1個 ・だし汁 200ml ・きび砂糖 大さじ1 ・しょうゆ 大さじ1 ・みりん 大さじ1
作り方
(1)切り干し大根は、水で戻して食べやすい大きさに切っておきます。 (2)こんにゃく、油揚げを細切りにしたら、こんにゃくはお湯で2〜3分茹でてあくを抜き、油揚げはお湯をかけて油抜きをします。 (3)鍋にだし汁、きび砂糖、しょうゆ、みりん、種をとってつぶした梅干しを加えて温めます。 (4)(3)に(1)と(2)を加えて、10分ほど煮れば完成です。
(3)プルーンのフローズンヨーグルト
便秘に効果のあるプルーンを使った、口当たりのいいシュガーフリーのデザートです。
材料(作りやすい分量)
・プルーン 15個 ・プレーンヨーグルト 400g
作り方
(1)プルーンは、みじん切りにしておきます。 (2)半量のヨーグルトに(1)を混ぜ込み、ラップをかけて冷蔵庫で半日寝かせます。 (3)(2)に残りのヨーグルトを混ぜて、容器に入れて冷凍庫で凍らせます。完全に凍らせず、半分程度凍ったあたりが食べごろです。完全に凍ってしまった場合は、半解凍してお召し上がりください。
腸内環境を整えておくことは、クヨクヨしない、明るいメンタルにもつながると思います。夏を思い切り楽しむためにも、張り切って腸活をしていきましょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)