トッテナムに所属するイングランド代表MFエリック・ダイアーが、今夏補強を行わなかったクラブに対する批判にコメントした。13日、イギリス紙「イブニング・スタンダード」が伝えている。
9日にプレミアリーグの移籍市場が閉幕となったが、トッテナムは選手の獲得を一切行わなかった。夏の移籍ウインドーが設定された2003年以来、“補強ゼロ”に終わったのはプレミアリーグ史上初の出来事だった。今シーズンも昨シーズンに続き、チャンピオンズリーグに出場することとなるが、補強を実施せずに、プレミアリーグと欧州の舞台を戦うこととなった。
これにより、補強を行わなかったクラブへの批判の声も挙がっているが、ダイアーは補強を実施しなかったからこそモチベーションが高いことを強調した。
「僕たちにとって、全員を黙らせる素晴らしいチャレンジだ。僕たちはこの挑戦を楽しみにしているし、ここには全てのポジションに素晴らしい選手たちがいて、素晴らしいスカッドがある」
「チームを強化することは簡単なことではない。僕たち以外のクラブは選手を獲得したかもしれない。だが、そういった選手のほとんどは、すでにいる選手たちより優れているわけではない。チームに新しい風を吹き込むことや、勢いを加速させたいのなら、それはいいことかもしれない。だけど、僕たちは違うやり方でチームに勢いをもたらすことができる」
「ここには素晴らしいグループがあるし、みんな本当に幸せだ。一緒にトレーニングをして、プレーすることを本当に楽しんでいる。僕たちはこれまで積み上げてきたものを、さらに続けていくだけだ」
11日に行われたニューカッスルとのプレミアリーグ開幕戦を2−1で勝利したトッテナム。次戦は、18日にホームでフルアムと対戦する。