貼り付けるだけであらゆる物体をIoT化できる超薄型金属タグ「LiveTag」

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2018年08月22日 21:02  Techable

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米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究チームは、2018年8月、ペットボトルや壁、ドア、ヒトの腕など、私たちが日常的に触れる様々な物体に貼り付けて、IoT(モノのインターネット)化できる金属タグ「LiveTag(ライブ・タグ)」を開発した。・貼り付けるだけであらゆる物体をIoTデバイスに紙のように薄く柔軟性のある基板に銅はくで模様が印刷された「LiveTag」は、WiFi対応デバイスからの無線信号に反応する“ミラー”のような役割を果たし、ユーザーのタッチ操作を遠隔で感知させる仕組み。

バッテリーやシリコンチップ、電気部品は必要なく、それゆえ、バッテリー交換や電気回路の修理など、メンテナンスが不要なのも利点だ。

素材や模様を変えれば、BluetoothやLTEなど、他の通信方式にも応用できる。研究チームでは、実証実験として、「LiveTag」を用いた薄型の音楽再生用リモートコントローラーを製作。

「再生」「停止」「次曲に移動」という3種類の操作ボタンと、音量を調整するスライドバーにそれぞれ「LiveTag」の金属タグを割り当てた。

指がいずれかに触れると、WiFi対応デバイスに信号が送られ、遠隔操作によって、音楽が再生できたという。・量産化に向けた新たな印刷手法の開発にも着手へ「LiveTag」がWiFi対応デバイスを検知できる距離は、現時点では1メートル程度。

研究チームでは、今後、タグの感度や検知エリアの向上に取り組むとともに、低コストで量産できるよう、一般的な紙やインクを使った「LiveTag」の印刷手法の開発にも着手する方針だ。(文 松岡由希子)

UC San Diego

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  • なんだかわかっていない人が書いたとしか思えないような記事ですね。
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