まさかの"年収1億円あるある" お金持ちは「キャバクラでリクルートする」?

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2018年08月23日 17:12  BOOK STAND

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『年収1億円の人は、なぜケータイに出ないのか?』水野俊哉 サンライズパブリッシング
年収をもっとアップさせたい......というのは、誰しも一度は考えたことがあるのでは。そのためには転職や独立、投資にチャレンジしてみるなど様々な方法がありますが、まずは"形"から入ってみるのもひとつの手かもしれません。

 水野俊哉さんの著書「年収1億円の人は、なぜケータイに出ないのか?」は、富裕層とそうでない人の"形"、つまり目に見える行動の部分に注目した一冊。年収300万円の人、1000万円の人、1億円の人、それぞれの行動の傾向を比較し、その行動の裏にある思考を解説しています。富裕層のコンサルタントも務める著者が、ファッションや読書傾向、飲食店での行動やSNSの使い方、さらには結婚観まで、年収による行動の違いをつづっています。

 例えば、飲食店でメニューを注文する場合。年収300万円の人は「友達と同じものを頼む」、1000万円の人は「じっくりメニューを見て選ぶ」、1億円の人は「メニューが来たら2秒で即決」と著者は指摘。判断に要する時間をなるべく減らすということは、お金持ちの誰もがやっていることだと言い、「大きなビジネスを動かすお金持ちにとっても、優柔不断は命取り。彼らの決断が早いのはむしろ当然なのです」と説明しています。確かに、ビジネスで決断を迫られることが多いお金持ちならば、ありそうな行動傾向です。

 しかしなかには、一般人ではなかなか想像がつかない行動も。そのひとつが、"キャバクラでの行動"。同書で著者は、年収300万円の人は「キャバクラで女を口説く」、年収1000万円の人は「キャバクラで接待される」、年収1億円の人は「キャバクラにリクルートしに行く」と指摘しています。お金持ちというと夜の街で豪遊していそうなイメージがありますが、実は彼らには、接待の名目で連日のようにキャバクラで遊ぶ......という虚しい(!)マインドはないのだと言います。というのもお金を使うのであれば、その場であぶく銭のように消える使い方ではなく、使った以上の"何か"が戻ってくるような方法を考えたい、というのがお金持ちの考え方だからです。そのため、キャバ嬢からも"何か"が得られる方法を考えます。

 では、彼女たちから何を得るのか。銀座や六本木の売れっ子キャバ嬢なら、頭がよく、対人能力が高い人も多いはず......ということから、お金持ちはそんな女の子に声をかけて、昼間のアルバイトに来てもらうのだそうです。しかし気になるのは、そのキャバ嬢に一体どんな仕事を任せるのかということ。本書では一例として「例えばですが、新規の開拓をしている部署があったら、その部署の人間と一緒に営業にいってもらって、ハンコを押してもらえたら契約料の10%を払う......など」と挙げており、「それで300万円の契約が取れたとしたら、キャバクラで10万円以上飲んでいたとしても、むしろ得した気分になるでしょう」と解説。確かに、キャバ嬢との出会いがこれだけの結果を生めば、費用対効果も十分。キャバクラでの行動すら仕事に還元するというのは、なるほど、お金持ちならではの考え方と言えそうです。

 このほかにも、「年収1億円の人はビジネス結婚する」「リッツ・カールトンで打ち合わせする」「電磁波とタバコを避ける」など、"年収1億円あるある"が満載の同書。いかにも"お金持ちらしい"ものから意外なものまで、51項目にわたって紹介されています。

 自分の行動を振り返って、年収いくらの人に当はまるのか照らし合わせながら読んでみると、楽しめそうな一冊。もし年収1億円の人と共通点が多かったら......富裕層の仲間入りをする日は近いかもしれません。


『年収1億円の人は、なぜケータイに出ないのか?』
著者:水野俊哉
出版社:サンライズパブリッシング
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このニュースに関するつぶやき

  • 一瞬、『コンサル名乗って馬鹿自慢するな』と思ったが違うな。この人のターゲットは富裕層じゃなく、富裕層に憧れる貧乏人を養分にすることなんだ。本の代金に『馬鹿を装う辱しめ料』が含まれるネトウヨ本と同じだ。
    • イイネ!16
    • コメント 2件

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