「その目はどんな夢を見るんだろう」。バルミューダが9月6日、「空調」「キッチン」に続く3つ目の新カテゴリーとなる「ライティング」商品第1弾として、子どもたちの目を守るために開発されたデスクライト「バルミューダ ザ・ライト(Balmuda The Light)」を発表した。報道関係者や取引先が参加したプレゼンテーションで、同社の寺尾玄社長は「今の科学技術でできることは全てやりました」と自信を見せた。今年で設立15周年を迎えるバルミューダが「ライティング」カテゴリーに参入した理由とは?
2003年に設立されたバルミューダは、「人々は物ではなく体験を買っている」という考えに基づき家電を中心とした商品を開発。これまで扇風機「The GreenFan」や炊飯器「バルミューダ ザ・ゴハン(BALMUDA The Gohan)」、トースター「バルミューダ ザ・トースター(BALMUDA The Toaster)」、オーブンレンジ「バルミューダ ザ・レンジ(BALMUDA The Range)」など数々のヒット商品を世に送り出してきた。2009年に4,500万円だった売上高は順調に推移し、2017年には89億円に到達。韓国や台湾、中国でも好調で海外展開拡大も視野に入れており、今年の売上高は100億円に達する見込みだという。また、NHK連続テレビ小説「半分、青い」では、劇中の製品開発部分において同社の寺尾社長が原案協力している。
「バルミューダ ザ・ライト」は自然光に限りなく近い「太陽光LED」を採用し、ブルーライトのピーク波長を一般的な白色LEDライトの約半分にカット。手術灯シェア国内1位を誇る山田医療照明と共同開発しており、手術灯からヒントを得た独自の「フォワードビームテクノロジー」により離れた場所から広く手元を照らし、目線の先に影を作らない光を実現した。
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