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痛みは苦手だけど「身体改造」の世界をちょっとだけ覗く

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2018年09月19日 23:23  Excite Bit コネタ

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Excite Bit コネタ

写真画像提供:ケロッピー前田さん
画像提供:ケロッピー前田さん


病院の注射ですら苦手な筆者……。しかし、世の中には自らの身体にさまざまな「改造」をする人たちがいるようです。

埼玉県の川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブンで行われた、ケロッピー前田さんによる「CRAZY TRIP」トークイベント。フックで体をつるボディサスペンション、縄文時代のタトゥー復興プロジェクトなどの身体改造が語られました。



フックを体に刺してつり下げる「ボディサスペンション」




ケロッピーさんは、世界のカウンターカルチャーを紹介しているジャーナリスト。ちなみにカウンターカルチャーとは、既存の文化、主流の文化に“対抗“する文化のこと。人気深夜番組の『クレイジージャーニー』の出演経験もあり、会場に来た約7割の人が番組を見ていたそうです。




一言で「身体改造」と言っても、その種類はいろいろ。まずは、太さ4mmほどのフックを体に刺してつり下げる「ボディサスペンション」が紹介されました。

一体なんのためにするんだろうと内心思っていた筆者でしたが、ボディサスペンションは、アメリカの先住民が行った雨乞いの儀式やインドの宗教での苦行などがルーツにあるそうです。歴史や背景の深さを知りました。

近年ではレジャー面へと進化をし、ノルウェーでは世界大会が開催されるほどに。ここでケロッピーさん自らがつられた体験を交えてのレポートが語られます。



一見痛々しく見えますが、刺された後はつられても痛くなく、無重力状態を楽しめるそうです。また、フックは多いほうがバランスを取りやすくおススメだとか。

大会では4日間で100人が集まり、ほぼ全員がボディサスペンションを体験するそう。2人でシーソーのようにしたり、複数人が引き合ったり、屋外の滝の中でつられたりなど、体を使ったレクリエーションとしての姿がありました。



特にノルウェーという国は、豊かな自然に恵まれる中で寛容性が高く、若者の新しいカルチャーが歓迎され、ボディサスペンションはサーカスの空中ブランコのように老若男女が楽しめるエンターテインメントへと育ったそうです。



サイボーグ願望を実現する「ボディハッキング」


続いての身体改造は人体に機械を埋め込む「ボディハッキング」。サイボーグ化することで、従来の身体感覚だけでなく、新たな感覚を得ることができるそうです。

実は、ケロッピーさんも体に磁石を入れていると衝撃の発言。スプーンを手にくっつけるパフォーマンスを披露しました。ノートパソコンなどの電磁界が発生する製品があると、磁界の刺激を新たな感覚として感じることができるそうです。




歴史として昔から義手や義足はあり、機械との融合については1970年代頃からサイバーパンクなどのムーブメントはありました。しかし、実現が加速したのはここ数年の技術の進歩によるもの。米粒ほどの大きさで注射するように人体へ埋め込みできるマイクロチップ、内容を書き換えることができるNFCなどの新たなテクノロジーが、さまざまなボディハッキングを可能にしてきました。

スウェーデンなど海外では、電車の切符や電子カルテ、さらには売店での決済など、日常への浸透例も多いようです。


日本古来の「縄文タトゥー」、そしてさらなる旅へ




最後は現在ケロッピーさんが関わっている、縄文時代のタトゥー復興プロジェクトについて。数十年前から縄文時代に入れ墨はあったのかという議論があり、「魏志倭人伝」の記載や土偶などから存在自体は認められています。

では、それらはどんな文様だったのでしょうか? 「縄文タトゥー」では縄文時代の文様を再現。日本発祥の身体改造、日本からのカルチャーとして、海外で注目を集めているそうです。



今回衝撃すぎて載せられなかった写真は、ケロッピーさんの著書『クレイジートリップ』にも多数掲載されています(三才ブックスより刊行。税込価格2160円)。イベント終了後にはサインタイムもあり、ファンの人たちと熱く交流していました。




「身体改造」というキーワード。筆者のように聞いただけで痛みを感じるなど、人によって思うところはそれぞれでしょう。

しかし、ケロッピーさんにとって「身体改造」はカルチャーをめぐる旅であり、レジャー要素、未来的ビジョン、過去の起源といった多様な要素を追い続けるもの。そして、生まれた現場に行くことで新たなインスピレーションが浮かび、新たなカルチャーの源となっていくとのこと。

知らなかった「身体改造」世界を垣間見ることができました。ケロッピーさんが紹介する、カウンターカルチャーの数々は、私たちの固定観念を楽しく打ち破ってくれそうです。

(高柳優/イベニア)

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