平山展子は1971年生まれ。1997年にワールドのディレクターに就任し、ウィメンズブランド「アンタイトル(UNTITLED)」の立ち上げや海外事業、リブランディングに参画した。2016年に独立し、デザイン事務所「レス イズ モア プラス(LESS IS MORE +)」を設立。ブランディングコンサルやプロダクトの開発などを行っている。
モアプラスでは40代の女性をターゲットに、ベーシックライン、ドレスのライン、時代性を取り入れたラインといった3つのカテゴリーを展開し、それぞれリンクしたコーディネートで提案。「タイムレス」と「トレンド」という相反する2つの価値をあえて共存させることでその矛盾を楽しむファッションを発信する。
ファーストシーズンでは、ブランドのシグネチャーとなるシャツや、手書きの絵を柄に落とし込んだアイテム、タイのオーガニックコットンを使用したデニム、「チャンピオン(Champion)」などのヴィンテージアイテムをリメイクした商品、なめらかな肌触りのコットン素材を裏地に用いたコートなど全70型を展開する。価格帯はシャツが1万3,000円〜1万5,000円、カットソーが5,500円〜6,000円、ニットが5,000円〜2万8,000円、パンツが7,000円〜1万5,000円、バッグを含むアクセサリーが1万2,000円〜1万3,000円。2019年2月末〜3月にECサイトやポップアップなどでの販売を計画している。今後は年2回新作を発表していく予定。自身も40代という平山は、「服は自分自身につける付加価値であり、最高の気分転換のツールだと思う。モアプラスはファッション業界と顧客の間につながりを生み出すブランドとして、今後顧客の記憶に残るブランドになれるように取り組んでいく」と意気込みを語った。