エリース東京(関東サッカーリーグ2部)は14日、「田仲智紀選手査問委員会結果のご報告」と題したリリースをクラブ公式HPに掲載した。
同選手は、9月23日に行われた2018明治安田生命J1リーグ第27節・浦和レッズ対ヴィッセル神戸の一戦に神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが出場しない旨の情報を神戸DF高橋峻希から入手。これをスターティングメンバー発表前に自身のツイッターに投稿したことで問題となっていた。
エリース東京は、調査結果を踏まえ、田仲に対してクラブの懲罰規定にのっとり1カ月間の活動停止を命じると発表した。なお、今年度の関東サッカーリーグは9月23日に全日程を終了しており、翌24日より10月12日までの期間はトップチームのシーズンオフであったため対象外。査問委員会が行われた10月13日から11月11日までの30日間が活動停止期間となる。エリース東京の代表を務める小宮敏裕氏は、以下のように陳謝した。
「田仲智紀選手につきましては、本人も深く反省しており、私ども社会人クラブチームとしても、2015年度から『クラブ・ガバナンス』をうたい、スタッフ・選手全員への教育を実施してまいりましたことから、この度の漏洩問題は大きな衝撃を受けております。今後は再発防止を念頭に『情報開示』『IT統制』等のガバナンスをさらに強化するよう努めてまいります。皆さまへ多大なるご迷惑をおかけしましたこと、クラブ代表といたしまして、深く陳謝申し上げます」
なお、神戸は12日、高橋に対して9月24日から10月23日までの1カ月間の謹慎処分を科した。