寒くなるとお風呂にゆっくりつかりたくなりますが、浴育などという言葉があるように、親子のコミュニケーションの場としてもお風呂は大切な時間です。
子どもが小さいうちは、「一緒に入って遊ぶ」というよりは、手がかかるので「入れてあげる」気持ちのほうが強いかもしれませんが、3歳ごろからはママのほうも余裕をもってお風呂に入れるのではないでしょうか。
外国と比べて日本では、子どもが親と一緒にお風呂に入る家庭が多いと言われています(※1)。そんな貴重な親子入浴も、実はあと数年かも!?
今回は、親子入浴について東京ガスが行った調査レポートをもとにお伝えします。
親子で一緒にお風呂に入ることができる時間は限られています。東京ガスが、親と一緒に入浴していた子どもの年齢を聞いたところ、9歳から10歳の間には一緒に入浴しなくなる子どもが半数以上になることがわかりました。
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小学校4年生ごろになると、だんだんと一人で入るようになるのですね。
また、公衆浴場や温泉宿のお風呂でも、10歳ごろをめどに、子どもであっても異性の入浴はNGとされる場合もあります。
子どもとお風呂に入るのは、今の時期は大変なことのほうが多いと思います。困る事例と解決法をご紹介します(※1)。
困った<1> 子どもが0〜2歳、幼すぎてコミュニケーションがとれない!
◆解決法
0歳であればあやす程度で十分! 1、2歳であれば、水をくんだり、こぼしたり、小さなボールをすくったりするだけでも楽しいです。
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水鉄砲をお風呂の壁に打ってもいいですね。この時期は“お風呂は楽しい”“心地よい”という気持ちにしてあげるだけでよいでしょう。
困った<2> 子どもが3〜6歳 どんなコミュニケーションができる?
◆解決法
この年齢になると一人でも遊ぶようになりますが、親子でコミュニケーションをとりたい場合はスキンシップをとる遊びがおすすめです。
お風呂で浮くために支えたり、陸上では重い体重も水中では軽くなるので、子どもを抱っこするのもいいですね。園の出来事をゆっくり話すというのも素敵な時間です。
困った<3> 髪を洗うのを嫌がる
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◆解決法
顔にお湯がかかるのを防ぐことで、洗髪も嫌がらなくなることが多いです。シャンプーハットを使う、タオルで顔を自分でおさえてもらう、10数えたら終わりとカウントするなどもアイデアです。
困った<4> 湯ぶねにつかるのを嫌がる
◆解決法
やはりここはおもちゃの出番です。湯ぶねは楽しいという意識づけで、あえて湯ぶねに入ってからおもちゃを出したり、ガマンくらべをするのも楽しいかもしれません。
筆者の子は、熱い風呂を嫌がりました。気持ちぬるいくらいが、子どもには入りやすいかもしれませんので温度調整も考えてみましょう。
困った<5> 顔を洗うのを嫌がる
◆解決法
筆者の子もしばらく顔を洗うのを嫌がりました。おもちゃに集中させている間に洗ってしまう、顔に水がかかって泣いたら必死に笑わせるという先輩ママもいます。
筆者はシャンプーで前髪を流すついでに、一気に顔も洗いました。多少ぐずっても、この方法が一番早かったです。
これからの時期は温かいお風呂が気持ちよく感じます。ただ、浴室が寒いとちょっとストレスですよね。お風呂に入る前に、熱いシャワーを浴室にかけるだけでも温かく感じるものです。
お湯はぬるめに、浴室は温かく、親子入浴を楽しみましょう。
【参考・画像】
※1「浴育のすすめ 〜親子入浴のすすめ〜」(2018)東京ガス都市生活研究所
※ Evgeny Atamanenko、 OLHA TOLSTA / Shutterstock
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