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パナソニックmeets伝統工芸。京都から生まれるNEXT100デザインとは【パナソニック家電大図鑑】

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2018年10月27日 20:30  d.365

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d.365

写真掲載:d.365
掲載:d.365
京都から発信!
パナソニックのNEXT100デザインってなーに?

パナソニックは、意欲的に新製品をリリースすると同時に、新たなデザインプロジェクトにも挑んでいる。その舞台となるのが、古都・京都。伝統工芸とのコラボや新しいデザイン拠点から、これからのデザインを読み解く。

【詳細】他の写真はこちら

Panasonic Design Kyoto

伝統工芸との組み合わせで豊かな暮らしを探る
パナソニックは2015年11月より、京都の伝統産業を新たな家電デザインに生かすプロジェクト「Kyoto KADEN Lab.(京都家電ラボ)」に取り組んでいる。

パナソニックのデザイナーが、京都の伝統工芸後継者によるクリエイティブユニット「GO ON」と手を組む、いわば研究開発のような活動だ。普段は立場が異なる両者が技術やアイデアを持ち寄り、暮らしを向上させるさまざまな試作プロダクトに挑んできた。

2016年10月には、第1弾となる10組のプロトタイプを発表。記憶や五感に響く独創的な形状や使い方が目を引き、国際家具見本市「ミラノサローネ2017」でも高い評価を集めていた。

今年も第2弾を5組開発し、第1弾で作られた「響筒」の商品化も発表した。音を手のひらで感じられるこのプロダクトは、既存のスピーカーにはない価値を示すものだ。利便性とは違う、新たな豊かさのヒントを伝統工芸の中に見出す。まさに温故知新といえるこのプロジェクトから、新たな家電の価値が垣間見れるだろう。

GO ON×パナソニックの温故知新な家電作りの可能性

Kyoto KADEN Lab.
響筒

茶筒の老舗、開化堂と開発した小型スピーカー。ふたを開ける動作で音が鳴り、手のひらに音を感じられる。2019年春に商品化される予定だ。

感覚や体験を刻み込む新たなプロトタイプ

Kyoto KADEN Lab.
Hi to toki

炭が赤く熱せられた「熾火(おきび)」を使った照明。導電性がある枝竹炭と電気制御技術で、火に魅入る心地よい時間を演出する。

Kyoto KADEN Lab.
Soyo gu

竹籠の技法で編まれたソフトカバーを採用する大型送風扇。屋外で感じられる静かで心地よいそよ風を、全身で体感できる。

Kyoto KADEN Lab.
To gaku

日本の伝統建築における光と空間の関係を再現した照明。ライトユニットとシェードなどが生み出す、やわらかな明かりを楽しめる。

Kyoto KADEN Lab.
Kasa

動かしたり振動させたりすると消えてしまう照明。そっと置く動作を引き出すことで、人とモノとの関係を再構築する狙いがある。

Kyoto KADEN Lab.
Oto no kotowari

音の響きを視覚的に表現したスピーカー。内部からの光を天面に入れた水を通して壁に投写。音の強弱や余韻などを目でも感じられる。

教えて偉い人!
どうしてデザインセンターを京都に作ったんですか?


【Profile】

臼井重雄さん:パナソニック アプライアンス社 デザインセンター 所長
テレビ、洗濯機等のデザインを担当後、2002年からアジア向け商品担当に。2007年に上海のデザインセンター所長に就任。2017年より現職で家電デザイン部門の変革を主導する。

池田武央さん:パナソニック アプライアンス社 デザインセンター デザイン統括部 クリエイティブ ディレクター
2007年よりロンドンのデザインコンサルティング会社で大手企業のブランド戦略や商品企画に従事。日本の技術や伝統工芸の販路開拓にも携わる。2018年4月より現職。

4月から始動した「Panasonic Design Kyoto」は、これまで滋賀県(生活家電)と大阪府(AV機器)に分かれていたデザイン部門を集約した施設だ。京都に新たな拠点を構えたのはなぜか? デザインセンター所長を務める臼井重雄さんは、その理由を「京都が持つ発信力」と語る。

「IoTの発達や住空間の変化などにより、家電の開発には部門を越えた連携が必要になってきています。そんな中で京都に拠点を構えたのは、ここが世界への発信力がある都市だから。この地でデザインすることが、クオリティの高いプロダクトにつながると考えたのです」(臼井さん)

京都にはすでに「Kyoto KADEN Lab.」で縁があった。さらに創業者の松下幸之助氏は「モノづくりの原点は伝統工芸にある」と考えていて、パナソニックのデザインを発信する上で打ってつけの場所だといえる。

また、ここは「新たなパナソニックデザイン」を考える場にもなる。その象徴が、クリエイティブディレクターとして招いた池田武央さんだ。ヨーロッパなどで大手企業のデザイン戦略などを手がけてきた池田さんは、デザイナーの役割を広い視点で捉えている。

「日本は今も世界上位の経済大国であり、モノづくりの先進国でもあります。その日本にはこれからの生活を提案する責任があると思います。私たちはモノのデザインを担うわけですが、身の回りにあるモノが行動を定義し、その繰り返しが習慣になり、習慣が積み重なると生活、そして文化になる。モノをデザインすることは、文化のデザインにもつながるのです」(池田さん)

すでに池田さんが主導する新たなワークショップなども開始。他部門のスタッフも交えながらデザインに対する意識やコミュニケーションを共有する作業が進められているという。

「家電の役割が便利な道具から、豊かな体験、憧れの暮らしを実現するものへとシフトするなかで、感性を扱うデザイン部門が果たす役割は大きくなっています。これまでのデザインレガシーを引き継ぎつつ、新しいことに挑戦していきたいですね」(臼井さん)

“TRANSITIONS(遷移) ”をテーマに、新たなスタートを切ったパナソニックデザイン。歴史を尊重しつつ、未知なる未来に挑戦する姿勢が、新たな豊かさを届けてくれるはずだ。

ヨーロッパでも認められたパナソニックの取り組み

デザインセンターではパナソニックの技術を駆使した試作プロダクトなども開発。国際家具見本市「ミラノサローネ」(上)や国際エレクトロニクスショー「IFA」(下)で受賞し、高い評価を得ている。


京都がデザインにおけるグローバル拠点となる
Panasonic Design Kyotoは、パナソニックにおけるグローバルのデザイン本社拠点でもある。東京と連携するだけでなく、ロンドン、上海、クアラルンプールの開発センターをコントロールしながら、人材の交流も積極的に進めていく。

見え始めた新たなパナソニックデザイン
Panasonic Design Kyotoは始動間もないが、既存プロダクトにも生活空間になじみ、暮らしを豊かにしてくれるようなデザインが増え始めている。臼井所長も下の2モデルを高く評価している。

テクニクス OTTAVA f SC-C70

ハイレゾ対応オーディオシステム。アルミトップパネルをはじめとする洗練されたデザインが上質な雰囲気を漂わす。

ななめドラム洗濯乾燥機 Cuble

洗剤の自動投入やスマホ連携など高機能ぶりが光る一台。直線的なフォルムとステンレスの素材感で、空間に美しく調和する。

日本で家電を作り続けて100年!
【子供にちゃんと教えたいパナソニックの家電大図鑑】


ほとんどの日本人なら一度は耳にしたことがあるパナソニックという企業名。おそらく部屋を見回せば、何かしらパナソニックの家電が一つは視線に入る、なんてのは“家電あるある”だろう。とはいえ世界的にも地名度が高い日本を代表する100年企業なのに、実は知らないことが多いのも事実。ここでは一番身近な家電を入り口に、100年の歴史、海外での華々しい展開、デザインの考え方、プロユーザーたちのパナソニック家電の評価までまとめて図鑑風にご紹介。親子でぜひパナソニックのスゴさを改めて知ってほしい。

※『デジモノステーション』2018年11月号より抜粋。

text高橋智

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