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昨日、サウジアラビアの戦争に殺されたイエメンの少女

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2018年11月02日 17:32  ニューズウィーク日本版

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ニューズウィーク日本版

<ニューヨーク・タイムズに写真が載ってわずか数日後の11月1日、いつも微笑んでいたアマルは栄養失調で天に召された>


国連が世界最悪の人道危機とみなしたイエメンで、また小さな犠牲者が出た。


2011年にこの世に生を受けたばかりの少女アマル・フセイン、7歳だ。彼女のやせ衰えた写真は、2018年10月26日付けのニューヨーク・タイムズ紙に掲載された。しかし、それから1週間も経たない11月1日、アマルは栄養失調で亡くなった。イエメン北部の難民キャンプで短い一生を終えたのだ。


アマルの写真を見たニューヨーク・タイムズ紙の読者からは、飢えに苦しむ彼女を助けたいというメッセージが多く届いていたが、遅すぎた。


I am sorry to report that Amal Hussain is dead. The 7-year-old, featured in a searing photograph by @tylerhicksphoto, died from malnutrition caused by the Saudi led war against Yemen. "My heart is broken," her mother said. Amal Hussain, 2011-2018 https://t.co/FQfPmMP6de— Michael Slackman (@meslackman) 2018年11月1日


アマル・フセイン 享年7(2011-2018)


アマルの母親マリアム・アリは同紙に対し、「心が張り裂けそうだ」と涙ながらに語った。「アマルはいつも微笑んでいた。いまはほかの子どもたちのことが心配だ」


イエメンの飢餓人口は既に800万人に達しているが、国連によればそれがさらに350万人増加するかもしれないという。


サウジアラビアが軍事介入するイエメン内戦のおかげで、国土が南北に分断され、食糧が届きにくい状態だ。コレラやジフテリアなどの病気も流行している。サウジアラビアは、空爆でも民間人や子供の犠牲者を多く出している。


トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館で、反体制記者ジャマル・カショギが殺害されサウジの関与が濃厚になっていくると、多くのヨーロッパ諸国はサウジアラビアに対する軍事支援の打ち切りを決めた。


だが、サウジアラビアへの武器輸出がもっとも多く、イランという共通の敵をもつアメリカは対応を渋っている。ドナルド・トランプ米大統領は、カショギ殺害にかかわったとされるサウジアラビア人のビザを取り消す以外、何の措置もとっていない。


マイク・ポンペオ米国務長官は10月30日、戦闘の早期終結を求めた。とりわけサウジアラビア率いるアラブ連合には、人口密集地に対する空爆を停止するよう求めた。


カショギ殺害で「残虐な体制」というイメージがつき、名誉挽回をしたいサウジアラビアは、果たして停戦に応じるか。それともますます血も涙もない暴力を続けるのか。


(翻訳:ガリレオ)




トム・オコーナ―


このニュースに関するつぶやき

  • イエメンの内戦って、サウジアラビア(イスラム教スンニ派)とイラン(イスラム教シーア派)の代理戦争でもあって、事はそんなに単純じゃ無いんだよね
    • イイネ!5
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  • こんな記事書くなら紛争を止めない大人たちを責めなさいよ。そして動こうとしない国連にもね。国連は何時から寄付を募るだけの情けない機関になったの?
    • イイネ!23
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