「いじめで退職」主張の障害者男性、元職場と和解…会社「不適切言動」認める

7

2018年11月06日 14:02  弁護士ドットコム

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

弁護士ドットコム

記事画像

知的障害のある男性(28)が、職場のいじめで退職を余儀なくされたとして、元勤務先のスーパーマーケット「いなげや」と指導役の女性従業員を相手に、損害賠償など約585万円を求めていた訴訟は、東京高裁で11月6日、和解が成立した。和解金の有無は非公表。


【関連記事:若者の地方移住、地獄の「村八分」には要注意…政府白書は「関心高い」と指摘するけど】


いなげやは、障害者雇用に積極的に取り組んでおり、男性は特別支援学校卒業後の2008年に就職、2013年まで被告の女性従業員と働いていた。


男性の弁護団によると、今回の和解で、会社側はいじめの有無には触れていないものの、「不適切な言動があった」ことや、業務内容の見直しなど「適時に適切な対応ができなかった」ことを認め、再発防止策を取るとしている。


代理人らは、障害者を「採用」するだけでなく、就労の「継続」にも配慮のある社会になってほしいと話している。いなげやは「今後とも障がい者(編注:ママ)の方々の職場環境の整備などに一層の努力をして参ります」と文書でコメントした。


一審では、男性側が主張した暴言や暴行のうち、「あんたの仕事は幼稚園児以下なんじゃないの」「馬鹿でもできるでしょ」という2つの発言が認められ、会社と従業員に計22万円の支払いが命じられていた。


(弁護士ドットコムニュース)


このニュースに関するつぶやき

  • 障害者枠で雇用されるなんて特別支援学校内じゃエリートだぜ?概ね小3〜小4の読み書き計算できるぜ。その気になりゃあ相談して訴えも起こせるからな。従業員女、舐めすぎだよ笑
    • イイネ!14
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(6件)

ニュース設定