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笑うわときめくわで大忙し! 描きおろし読みきり短編多数の『ザ花とゆめ笑』読んだ?

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2018年11月09日 22:12  ダ・ヴィンチニュース

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ダ・ヴィンチニュース

写真『ザ花とゆめ笑』(白泉社)
『ザ花とゆめ笑』(白泉社)

 リニューアルして以来、毎号異なるテーマを掲げて描きおろし新作や人気作品の番外編などを掲載している少女まんが誌花とゆめの増刊『ザ花とゆめ』(白泉社)。第3号「笑」の表紙を飾るのは、『俺様ティーチャー』や『月刊少女野崎くん』の椿いづみだ。

 椿いづみといえば、ラブコメ青春もののはずなのに読むたび声を出して笑ってしまう、“電車で読んではいけない”作家のひとりだが、それでいて毎回胸キュンさせてくれるという稀有な才能の持ち主。そんな彼女の7年ぶりの新作が『ザ花とゆめ笑』に載るというのだから、読まないわけにはいかない。さっそく手にとり(関係ないが表紙がやけにつるつるしていて、手触りがよいうえに厚みもあって、へたれなくてありがたかった!)読んでみた…のだが、期待以上に笑うわときめくわで大忙しの1作だった。

「お前私のこと好きだろ」というタイトルからすでにちょっと笑えるのだが、入学早々助けた男の子が頬を赤らめたというだけで「こいつ私に惚れたな」「すまんね、同胞たち。私こそがリア充だ!」と調子に乗る主人公・奈保子もユニークだが、その男子・相川くんは2年経っても遠くから見つめてくるばかりでいっこうに距離は縮まらない。しびれを切らした奈保子が「絶対告白させてやる!」と決意するも、体当たりすぎる作戦はすべて空回り。あげく好かれているのも勘違い疑惑が浮上して…というすれ違いラブコメなのだが、最後の最後にときめき大噴火が起きるまでの怒涛の展開が見事としかいいようがない。ぜひともシリーズ化してほしい。

 シリーズ化してほしいといえば、いちおしなのが「アブダクション!」(sora)と「となりのコンシェルジュ」(稲井カオル)。前者の主人公はとつぜんUFOにさらわれた女子高生。人違いなうえに地球人の存亡がその言動にかかっている、という設定じたいはお約束だが、挟み込まれる小ネタがいちいち笑える。失踪をさとられないように宇宙人が用意した彼女のダミーは、やや絵柄が違ううえに胸も2カップアップ。あきらかによく似た別人なのに、友達は気づいてくれないどころか、全裸で走り回って通報されているというから、後遺症が心配でならない。しかも美青年だけど、触角のない個体は判別できないし、おっちょこちょいすぎて使えない宇宙人は地球にとどまることになるし…。今後の展開に期待大。

 後者の主人公は、家出した母のかわりにアパートの管理人をつとめることになったましろ。助っ人としてコンシェルジュを派遣してもらったのだが、このコンシェルジュ連城さんがおしゃれイケメンだけどかなりの曲者。自称「ホスピタリティの権化」で、プロ意識は高くやる気も十分なのだが、すべてが少しずつずれている。しかも、やりすぎ。だからこそ各所でクビになって、職場を渡り歩いているのだけれど、アパートの住人も彼に負けず劣らず個性的。彼の言動が思わぬ化学反応を生んで、物事は思いもよらぬ方向へ転がりだす。石黒正数氏が推薦する作家というのもうなずける、ゆるくて笑えて優しい物語だ。

 ほかにも、本編以上に体当たりで意地をはる2人の駆け引きに胸キュン度UPの『高嶺と花』番外編(師走ゆき)、『ポプテピピック』の大川ぶくぶの「花とゆめとクソまんが劇場と花」(タイトル…)など、笑いとときめき満載の『ザ花とゆめ笑』。また、江口夏実や雨隠ギドなど人気作家のショートも掲載。読みきり多数で、ふだん雑誌を読んでいない方でも楽しめるので、これを機会にぜひ手に取ってみてほしい。お気に入りの1話が見つかるはずだ。

文=立花もも

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