上空から天候をモニター! ボーイング子会社の無人ドローン、来春初フライト

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2018年11月18日 08:02  Techable

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大手航空メーカー、ボーイングの子会社で無人航空機の開発を行うAurora Flight Sciencesは、気候や大気の調査を行うドローンの初フライトを2019年春に行うと発表した。

ソーラーパネルで自家発電するタイプで、数カ月間飛行させる。・高高度でデータ収集ドローンの名称はOdysseus。正確には高高度擬似衛生(HAPS)で、Aurora Flight Sciencesはドローンと衛星の中間的な存在と説明する。

Odysseusは無人で飛行しながらデータを収集し、地上にデータを送信する能力を持つ。今回は、かなりの高度を飛行しながら、環境に関する情報を収集したり、天気のモニターを行ったりするとのこと。・表面はソーラーパネル写真を見ると一目瞭然だが、Odysseusの表面の多くがソーラーパネルで覆われている。昼間の日差しで発電し、バッテリーに蓄えたエネルギーで夜間も飛行できる。

しかも、Odysseusは基本的に1年ほど飛行し続けられるので、着陸させてエネルギー補給して、という手間とコストをかなり抑制できる。

Odysseusの今回のミッションは気候調査だが、インターネットや無線通信サービスにも活用できるとのこと。また、Aurora Flight Sciencesはすでに軍事向けにもサービスを展開している。

HAPSは衛星よりも打ち上げやメンテのコストを抑えられるのがメリットで、エアバス社などの大手やUAVOSといったスタートアップも手がけている。今後、開発競争が加速しそうだ。

Aurora Flight Sciences

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