どうなる?パ・リーグ王者の来季…渡辺SD「補強は常に考えている」

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2018年11月21日 13:13  ベースボールキング

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ベースボールキング

西武・渡辺久信SD (C) KYODO NEWS IMAGES
◆ 4年連続、1年空けて4年連続…

 西武ファンのトラウマが、またひとつ増えてしまった。

 球団は20日、FA宣言していた浅村栄斗内野手(28)から「残留せず、来季は他球団でプレーすることを決めた」旨の連絡があったことを発表。21日には渡辺久信球団本部シニアディレクター(SD)兼編成部長から改めて説明が行われ、「何より浅村残留を望んでいたファンに対しては大変申し訳なく思っています」という謝罪の言葉が述べられた。


 西武にとってはこれが4年連続となるFA流出。それも2010年から2013年まで4年連続、1年空けて2015年から今年までまた4年連続となっており、近年はほぼ毎年誰かしらいなくなっているという状況だ。

 特に今回は主将としてチームを引っ張ってきた男の移籍とあって、大きなショックが広がっている。それも今オフは球団側の『何としても残留を』という姿勢が度々伝えられ、浅村自身からも「出ていく前提でFA権を行使したつもりはない」「評価を聞いたうえで、ライオンズを最優先に考えて決断したい」といった言葉が出ていただけに、なおさら衝撃は大きい。


 渡辺SDも「来季も一緒にやりたいと言ってきたが、本人が決めたこと。我々としては残念だが、浅村選手の決めたことを尊重したい」と言うしかなかった。今後の対策についても、「(FA移籍は)どこの球団にも起こり得ること。選手としっかり対話してコミュニケーションを図りながら誠意をもって対応していく」とした。

 なお、FA補償に関しては「まだ全然わからない。プロテクトされていない選手を見てからの判断になると思う」。それ以外の補強については「今回に限らず、常に考えている」と回答。つづけて、「選手がこういう形で抜けることになっても、ほかの選手にとってはチャンス。選手たちもそういうように感じてくれていると思う。これからも強化・育成をしっかりやっていきたい」と語り、これまでの“球団の伝統”の通り、新たな力の台頭に期待を寄せた。


◆ 西武・FA流出の歴史

▼ 1994年
工藤公康(西武 → ダイエー) ☆金銭
石毛宏典(西武 → ダイエー) ☆金銭

▼ 1996年
清原和博(西武 → 巨人) ☆金銭

▼ 2003年
松井稼頭央(西武 → メッツ)

▼ 2005年
豊田 清(西武 → 巨人) ☆人的(江藤智)

▼ 2007年
和田一浩(西武 → 中日) ☆人的(岡本真也)

▼ 2010年
細川 亨(西武 → ソフトバンク) ☆金銭
土肥義弘(西武 → アメリカ独立L)

▼ 2011年
許 銘傑(西武 → オリックス) ☆無し
帆足和幸(西武 → ソフトバンク) ☆金銭

▼ 2012年
中島裕之(西武 → アスレチックス)

▼ 2013年
片岡治大(西武 → 巨人) ☆人的(脇谷亮太)
涌井秀章(西武 → ロッテ) ☆人的(中郷大樹)

▼ 2015年
脇谷亮太(西武 → 巨人) ☆無し

▼ 2016年
岸 孝之(西武 → 楽天) ☆金銭

▼ 2017年
野上亮磨(西武 → 巨人) ☆人的(高木勇人)

▼ 2018年
浅村栄斗(西武 → 楽天?)


※●●年は権利行使を宣言した年
※登録名は当時のもの

このニュースに関するつぶやき

  • 浅村の穴は普通に外崎で埋まるやろ それに、これだけ移籍しても何だかんだで2〜3年で穴埋めできてる それだけ、育成が上手いのよ
    • イイネ!5
    • コメント 2件

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