京都の両足院で清川あさみが描く"千年後の百人一首"原画が初公開、和歌を最果タヒが現代訳

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2018年11月22日 00:12  Fashionsnap.com

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展示の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
京都の両足院で、アーティストの清川あさみによる個展「『千年後の百人一首』原画展−糸で紡ぐ、歌人のこころ−」が11月21日に開幕した。百人一首をテーマに詩人の最果タヒとタッグを組んだ同名の書籍に掲載した原画を初公開。静寂な空間の中で展覧会アンバサダーを務める女優の南果歩による朗読をBGMに、独特な世界観を創出している。

 「千年後の百人一首」は、清川が百人一首で表現される美しい景色や人の心の移ろいに深く感銘を受け、絵札を糸で紡ぎ直したミクストメディアの作品集。古典文学をモチーフにした初の作品となり、構想から完成まで1年強を要したという。
 個展は紅葉が彩る秋の京都・祇園に構える通常非公開の両足院を舞台に開催。和歌を「秋」「想」「儚」「情」「月」といったカテゴリーごとに分類し、庭園を背景に作品をそれぞれ展示している。また、「千年後の百人一首 かるた」や女性特有の心理や心象を表現した新作「LIFE」なども公開。両足院に近接するグランマーブル祇園2階にあるカフェ&シャンパーニュ祇園ちからでは、千年後の百人一首から「恋・松」をテーマにした作品を展示している。個展全体の展示構成は現代芸術家の名和晃平が率いるSANDWICHが担当した。
 開催初日となった11月21日は若者から年配者まで多くの観覧客が来場。全和歌が記された会場マップを片手に、最果と清川が表現する"現代の百人一首"の世界を堪能していた。同展は12月10日まで開催。
■「千年後の百人一首」原画展ー糸で紡ぐ、歌人のこころー会期:2018年11月21日(水)〜12月10日(月)※会期中無休会場:・両足院 建仁寺山内 開場時間:10:00〜17:00 入場は閉門の30分前まで 観覧料:一般 1,000円、大学・中高生 800円、小学生以下無料・グランマーブル祇園(1階)カフェ&シャンパーニュ祇園ちから(2階) 営業時間:1階11:00〜20:00、2階11:00〜19:30(L.O. 19:00) ※2階へはカフェの利用が必要。展覧会特設ページ
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