『ドラえもん』のび太パパ&弟の幼少期回、“感動エピ”となるはずが「話がひどすぎ」「信じられない」の声が殺到したワケ

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2018年11月27日 16:02  おたぽる

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おたぽる

テレビ朝日「ドラえもん」公式サイトより

 11月23日の放送のTVアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)では、のび太のパパと、パパの弟・のび郎の幼少期のエピソード「一晩でカキの実がなった」が放送された。放送当日は、勤労感謝の日ということもあり、のび太の親であるパパに焦点を当てたエピソードにほっこりする視聴者も多かったのだが、なぜか「のび太のお調子者はパパ譲りだったのか」という声も多く寄せられていた。


 おつかいを頼まれて買い物に出かけたのび太だったが、途中でトンボを見つけて追いかけているうちに、買い物かごとママの財布をなくしてしまいドラえもんに泣きついてきたのび太。過去と現在の空間を入れ替えることができる『時空間とりかえ機』で、無事に買い物かごと財布を見つけることができ、安堵して帰宅するとパパの弟・のび郎おじさんが遊びにきていた。


 パパとのび郎は、子どもの頃に庭にあった柿の木について、毎年実をつける美味しい柿を楽しみにしていたと懐かしそうに話をしていたが、ある年は悲しい出来事が起こり、ひとつも柿を食べられなかったという。


 あともう少しで柿が熟れて食べられるという時。クラスメイトと一緒に帰ってきた小学生のパパは、「お腹がすいた」という友達に「好きなだけ柿を食べていいよ」と言ってしまう。その言葉を聞いて「全部なくなっちゃうよ」と心配するのび郎だったが、パパは数人じゃ全部食べ切れないから大丈夫だと思っていた。


 しかし、そこに近所の子どもたちが大勢集まり、みんなでむしゃむしゃ食べた挙句、家族に分けるといってひとつ残らず持って帰ってしまった。これにのび郎は号泣したのだとか。


 いくら食べてもいいと言われたからといって根こそぎ持っていってしまった近所の子どもたちの行動にネット上では「友達達モラルなさ過ぎ」「もっと遠慮しろよ!」「人の家の柿を全部食べてしまうなんて信じられない」「のび太のパパの過去話、ヒデェ……」など怒りの声が噴出していた。


 そして、この話を聞いていたのび太は『時空間とりかえ機』を使って、柿の木をみんなに食べられる前の状態に戻すことを思いつく。そして、過去へタイムトラベルすると、そこには枝だけになってしまった柿の木の世話を一生懸命にするのび郎の姿が。のび郎のママであり、のび太のおばぁちゃんになだめられ諦めるのび郎だったが、そこに今度はパパが登場。


 その後、パパが下を向いて悔やんでいる隙に、食べられてしまう前の状態の柿の木に戻すとパパとのび郎は不思議な出来事に大喜び。そして、のび太たちが現代に戻るとパパたちの記憶も、悲しい思い出から不思議で嬉しかった思い出に変わっていたという話だった。


 ストーリー的にはホロリと感動する話ではあったが、元をたどれば調子に乗ったパパの言動が原因だっただけに「のび太の調子いいところはパパ譲りだな」「のび太のパパもかなりアホ」など指摘する声も多く寄せられていたのであった。


 のび太パパ……立って見ているだけではなく、自分たちの分も確保しておけばよかったのに……。


(アーヤカ・凛/ライター)


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  • ドラえもんがギャグ漫画であることを忘れている人が多いのかな?
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