ホーム > mixiニュース > 地域 > 地震急増の雌阿寒岳「1週間で1196回」火口上空に接近!雪原にたなびく噴煙

地震急増の雌阿寒岳「1週間で1196回」火口上空に接近!雪原にたなびく噴煙

1

2018年11月28日 10:41  ハザードラボ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ハザードラボ

写真今月20日以降、北海道の雌阿寒岳では、ポンマチネシリ火口直下を震源とする火山性地震が急増している(気象庁)
今月20日以降、北海道の雌阿寒岳では、ポンマチネシリ火口直下を震源とする火山性地震が急増している(気象庁)

 今月20日以来、火山性地震が増加している北海道東部の雌阿寒岳(めあかんだけ)について、気象庁は27日上空からの観測を行った。山頂にはすでに雪が積もっているが、ポンマチネシリ火口からは白い噴煙が噴出していて、今後も周辺500メートルでは、噴石に警戒が必要だという。
 雌阿寒岳では20日午後6時から23日にかけて、火山性地震が急増。21日から27日午後3時までの1週間に発生した地震の合計は1196回。このうち22日は271回、23日は675回観測されたが、24日以降は徐々に減少している。
 気象庁は27日午前10時15分から50分かけて、ポンマチネシリ火口と中マチネシリ火口を上空から観測。雌阿寒岳は8つの小さな火山から構成される火山だが、有史以来、もっぱら活動しているのはこのふたつの火口に限られており、とりわけポンマチネシリ火口のクレーター内には、複数の火口群が存在している。
 上空から観測を行った結果、ポンマチネシリ火口の第3、第4火口に熱の高まりは見られず、1996年の水蒸気爆発で出現した96-1火口からは白い噴煙が噴出していたが、以前と比べて地熱領域の拡大は確認されなかった。一方、800メートルほど北東に離れた中マチネシリ火口からも噴気はあったが、特段の変化はなかったという。
 雌阿寒岳で火山性地震が増加したのは2015年以来3年ぶりだが、今月20日以降に発生した地震の震源は、ポンマチネシリ火口の標高0キロより浅い直下だということが判明していることから、気象庁は「今後も火山性地震が増減を繰り返す可能性はある」として、火口から約500メートル範囲では突発的な噴火に伴って大きな噴石が飛散するおそれがあるとして、噴火警戒レベル2を維持し、火口周辺への立ち入りを禁止している。
■ハザードラボ「火山マップ」では国内火山の最新情報を随時更新しています。

    あなたにおすすめ

    ニュース設定