原作者のピエール・ルメートルが初の映画脚本を担当 『天国でまた会おう』2019年春公開

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2018年11月29日 13:02  リアルサウンド

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 2018年の第43回セザール賞にて13部門ノミネート5部門受賞を果たしたフランス映画『天国でまた会おう』が、2019年春に全国公開されることが決定した。


参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/11/post-285480.html”>動画はこちら</a>


 本作は、「このミステリーがすごい!」大賞、週刊文春ミステリーベスト10など、日本の名だたるブックランキングで7冠を達成した小説『その女アレックス』の著者ピエール・ルメートルの意欲的な異色作として高く評価され、フランス文学界で最も権威のあるゴンクール賞を受賞した同作を、ルメートル自身初の映画脚本によって実写化したもの。俳優として活躍し、本作でも主演の1人を務めるアルベール・デュポンテルが監督を務めた。


 戦場で死にかけ、その後深い友情で結ばれていく年の離れた2人を演じるのは、『BPM ビート・パー・ミニット』にも出演したナウエル・ペレーズ・ビスカヤートとデュポンテル。それぞれ画才に恵まれながら戦争で顔に重傷を負った御曹司のエドゥアールと、戦争で職も恋人も失った小心者のアルベールを演じる。2人の宿敵でもある上官のプラデル中尉には、『エル ELLE』のロラン・ラフィット。エドゥアールの画家になりたいという夢を認めない頑固な父親マルセル役を、『真夜中のピアニスト』『サラの鍵』のニエル・アレストリュプが務める。


 1918年、休戦目前の西部戦線。生き埋めにされたアルベール(アルベール・デュポンテル)を救ったエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)は、その時に顔に重傷を負ってしまう。パリに戻った2人を待っていたのは、戦没者は称えるのに帰還兵には冷たい世間だった。仕事も恋人も失ったアルベールと、生還を家族にひた隠しにするエドゥアール。そこに、声を失ったエドゥアールの想いを“通訳”する少女が加わった。一度は負けた人生を巻き返すために、彼らは国を相手にひと儲けする大胆な詐欺を企てる。だが、そこには隠された本当の目的があった。


 公開されたビジュアルでは、エドゥアールが着けた真っ白な仮面の後ろに、登場人物やキーとなるものが溢れんばかりに散りばめられている。


 また、公開されている本国予告からも、デュポンテル、ビスカヤートらが生み出すその奇妙な世界観を確認できる。  (リアルサウンド編集部)


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