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カリフォルニアで珍現象!歩く坊主地獄「熱泥泉」断層との関係は?(動画)

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2018年12月01日 06:31  ハザードラボ

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ハザードラボ

「坊主地獄」という言葉をご存知だろうか?高温の泥が僧侶の頭のようにボコボコと湧き出すようすから命名された熱泥泉で、国内では大分県別府市の地獄めぐりが有名だ。米カリフォルニア州では最近、熱泥泉がじわじわと動く不思議な現象が起こっている。目前には鉄道の線路やインターネット通信網、高速道路があるが、誰も止められない!
 動く熱泥泉が現れたのは、カリフォルニア州最南端に位置するインペリアル郡ニランド(Niland)。カリフォルニア州南部のパームスプリングスやコーチェラ・バレーにはもともと複数の熱泥泉があったが、そのうちのひとつが「ニランド・ガイザー」だ。ところがこの熱泥泉、この数年間でほんの少しずつ位置がずれている事実が判明。

移動速度がどんどん早くなる 2015年から2016年にかけては年間6メートルほどのペースだったが、砂漠の乾燥地帯に接近するにつれて加速し、現在は年間18メートルになった。熱泥泉からは腐った卵のような匂いが漂い、通過した跡は盆地状のくぼ地に化した。   熱泥泉が向かう先には、鉄道の線路や天然ガスのパイプライン、インターネット通信網が控えており、このまま行くと米国最大のユニオン・パシフィック鉄道の貨物線路が分断される可能性が高くなった。線路への侵入を防ぐために、同社は先月、高さ23メートル、長さ30メートルの巨大な鉄板を地中に埋設する工事を行ったが、その甲斐もなく、熱泥泉は鉄板の下をかい潜って侵入。列車を迂回させるための仮設線路の建設を余儀なくされた。

 (現地報道より)

地震の前兆か? さらにハイウェイ111号線にも侵入。今年に入ってからの移動距離はすでに30メートルを超えたという。カリフォルニア州南部は約1300キロにわたって伸びるサンアンドレアス断層が存在することから、市民の間ではこの珍現象が、地震活動が活発化する前兆ではないかと危惧する声が高まっている。  しかし、米地質調査所(USGS)の地球物理学者ケン・フッドナット(Ken Hudnut)氏は、「サンアンドレアス断層の地震活動は過去数カ月間、比較的少ない」としてこの説を否定。ニランド・ガイザーは、コロラド川によって押し流しされた土砂が、長い時間をかけて泥岩となり、その過程で発生した二酸化炭素によって、気泡が発生する熱泥泉を形成したと推理している。   なるほど、熱泥泉のメカニズムはわかったが、移動するのはなぜなのか?……地熱や地震の研究者など、これまで多くの専門家が大挙して、この謎に挑んだが、いまだ理由は解明されていない。ただ、誰もが口を揃えるのは「ユニオン・パシフィック鉄道は、緊急迂回路ではなく、恒久的な線路の移設を考えた方が良いかもしれない」という答えだ。 

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  • (動画)と載せるならちゃんと動画をのせるべし。毎回思う。
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