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「小1の壁」という言葉も、すっかり社会的に定着しました。今は保育園に長い時間子どもを預けることができますが、小学校に上がると夜間対応の預け先はなかなかありません。
こうしてこれまでの働き方の変更を強いられ、働き続けることが困難になるケースがあることから「小1の壁」ともいわれています。
今回は、「小1の壁」のどこが不安なのか、先輩ママはどう対応しているのかをお伝えします。
東京ガスが行った調査によると(※1)「小1の壁」については入学直前の保育園5歳児ワーママが最も不安に感じており、6割弱が不安だと回答しています。
驚いたのは、入学はだいぶ先にも関わらず、0歳〜4歳児のワーママも5割以上が不安だと回答していることです。
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早い段階から悩んでいることがわかりますよね。
では、いったい「小1の壁」のどこに不安を感じているのでしょうか。同調査(※1)の「小学校入学前の不安・困りごと」アンケートの結果から、上位3位までをみていきましょう。
●入学前の不安・困りごとは?
1位・・・PTAなど保護者の役回り
2位・・・友達ができるか/保護者が参加しなければならない学校行事が多くなる
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3位・・・担任の先生との相性はどうか
「小1の壁」では、放課後の過ごし方について話題がもちきりになりますが、実際は幅広く様々な悩みがあるようです。
同調査では(※1)入学後に感じた不安や困りごとのアンケートもとっています。入学前に感じていた不安は、入学後はどうなるのでしょうか。上位3位をご紹介します。
●入学後の不安・困りごとは?
1位・・・塾や習いごとをどうするか
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2位・・・保護者が参加しなければならない学校行事が多くなる
3位・・・PTAなど保護者の役回り/安全に登下校できるか/子どもの学校での様子がわからなくなる
実際に小学校に入学してみると、不安や困りごとは少し変わるようです。
親が仕事をしている状況で送迎が必要な習い事や塾をどうするか、保護者参加の活動をどう乗り切るか、子どもの登下校や学校での様子にシフトしています。
先生との相性や友達ができるかは時間とともに解消するようです。
では、先輩ママは「小1の壁」にどのように対応しているのでしょうか。同調査結果(※1)と先輩ママの意見を参考にすると、次の3点にまとめられます。
<1>小学校で参加する活動や行事を取捨選択する
不安の上位であるPTAや学校行事について、必要だと判断したものだけ参加するなど取捨選択を行っています。保護者の参加は、必須であることのほうが少ないので安心してください。
<2>子どもの預け先はサポートを利用
放課後や長期休暇時の居場所として各種サポートを利用しています。
配偶者や親は当然ながら、自治体・民間含めた学童や放課後教室、ママ友・パパ友、保育園などの一時預かり、ファミリーサポート、近所の人といった回答も。周囲の協力を得て乗り切るようです。
<3>家事は外注サポートも利用
ネットショッピングや食材の宅配サービスは利用しているママが多いかもしれません。その他にも、家事代行や料理代行、外食と、お金はかかりますが時間を買うという意識で利用しているママもいます。
ワーママとひとくくりに言えないくらい働き方が多様化しています。ママひとりで抱え込まずに、それぞれの状況に応じてサポートを利用していけるといいですね。
【参考・画像】
※1「共働きママが悩む「小1の壁」とは?」『都市生活ミニレポート』- 東京ガス株式会社都市生活研究所、2017年
※ T.TATSU / Shutterstock
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