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「BL趣味に理解ある男性と出逢える」 オタク女性にヒット、とら婚の新機軸

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2018年12月11日 08:13  ITmedia NEWS

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写真「BL趣味を理解し(た上でそっとしておい)てくれる男性と出逢える婚活パーティ!」の公式サイト(パーティーは12月3日開催、7日現在サイトは非公開)
「BL趣味を理解し(た上でそっとしておい)てくれる男性と出逢える婚活パーティ!」の公式サイト(パーティーは12月3日開催、7日現在サイトは非公開)

 「BL趣味を理解し(た上でそっとしておい)てくれる男性と出逢える婚活パーティ!」――虎の穴のグループ会社が展開する結婚相談サービス「とら婚」がそんなパーティーを企画したところ、1週間もたたずに予約が埋まる(男女8人ずつ)ほど人気が出た。BL(ボーイズラブ)とは男性同士の恋愛をテーマにした小説や漫画などのジャンルのことだ。



【写真】婚活パーティーのようす



 「とら婚が企画した、数ある婚活パーティーの中でも特に人気。しかも女性の枠から埋まっていく、まれなタイプのパーティーだった」――とら婚のチーフアドバイザーである成田雅紀さんはそう振り返える。10月20日に開催した初回が好評で、その後も11月10日、12月1日とハイペースで開催している。



 一般にコストが安い婚活パーティーは「男性の需要が高い」(成田さん)。そのため、女性の利用料金は男性より安く設定しているケースも多い。他の婚活パーティーでは、価格差があっても男性の枠が早く埋まりがちという。そうした中、女性の支持を集められるパーティーは、珍しい例といえる。



 オタクの女性の心をつかんだ婚活パーティーは、どのようにして企画されたのか。とら婚の成田さん、アドバイザーの小谷中宏太さんに話を聞いた。



●オタク女性は「趣味に踏み込んでほしくない」?



 今回のパーティーの応募条件は、男性が「25〜35歳」「年収350万円以上or正社員or公務員」「BL趣味を理解した上でそっとしておいてくれる方」、女性が「25〜35歳」「お相手の趣味を理解した上で、求められない限りそっとしておいていただける方」――というものだ。



 「われわれも最初は、他社の婚活サービスと同じで『趣味を共にする系』のイベントが多かった」と成田さんは話す。例えば「一緒にゲームを遊べる恋人を作ろう」といった内容の婚活パーティーだ。



 そうした中、より女性の参加が見込めるパーティーを作ろうと、注目したのが「BL趣味を理解した上でそっとしておいてくれる」という女性目線のテーマだった。



 とら婚は、婚活パーティーとは別に結婚相談所のサービスを展開している。そこでは、男性からは「一緒に『アイドルマスター』や『ラブライブ!』のアニメを見たり、ライブに行ったりしたい」といった相談が寄せられるのに対し、女性からは「テニミュ(『ミュージカル・テニスの王子様』)を一緒に見てほしいわけではないが、趣味を続けさせてほしい」などの要望が強いという。



 「オタク趣味への考え方は、男性だと『共有したい』人が多いが、女性は自分が最も大切にしているコンテンツには『踏み込んでほしくない』という思いを抱く人も多い。特にBL、2.5次元ミュージカル(※)、創作などでは、共有したいという人は少ない。『理解してくれればいい』という考えが強い」(小谷中さん)



(※)2.5次元ミュージカル……漫画・アニメなどを原作にしたミュージカル



 こうした相談所で得られた“生の声”から「趣味を放っておいてほしい」というニーズがあるのではないかと考え、今回のパーティーを企画した。



 小谷中さんは「女性は比較的一般受けするよう、場に合わせて自分の見せ方を変えてしまう傾向があり、苦しむ人もいる」と話す。



 「同人小説の創作が好きなのを隠して『小説が好き』『読書が好き』と取り繕い、いつカミングアウトすべきか悩むという声もよく聞く」と成田さん。そのように女性は趣味を隠しがちだが、今回のパーティーは、初めから「BL趣味を受け入れてくれること」を男性の応募条件にしているため、BL好きということを隠さず、最初から前面に出せる点も魅力という。



 「スタッフが全員オタク」というのも特長だった。とら婚のWebサイトを見ると、スタッフの好きな漫画、アニメ、ゲーム、声優まで、事細かに書かれている。虎の穴のグループ会社のサービスだから、というのもオタクの女性に安心感を与えるアピールポイントになった。



●カップリング率は?



 成田さんによれば、とら婚の全パーティーのカップリング率は平均4割程度。12月に開催した「BL趣味を理解し〜」は、男女8人ずつが参加、3組のカップリングが成立したといい、とら婚の他のパーティーと比べても「同程度の水準をキープできている」(小谷中さん)。



 パーティーが終わった後、女性参加者同士が連絡先を交換するという珍しい一幕もあったという。とら婚の婚活パーティーでは、男女間はカップリングが成立した者同士でしか連絡先を交換できないが、同性との交換は制限していない。女性参加者にとって、同じ趣味の仲間を見つける場としても機能しているようだ。



 「婚活パーティーは男性も女性もバランスよく集まるようにしたい。どちらかに偏ってしまい開催できないのは、お客さまにとっても不幸だ」と小谷中さん。その打開策の1つが、今回のような、女性の考えを知ることだった。



 「われわれスタッフもオタクである上に、とら婚の結婚相談所では、相談者とカウンセリングをしているので、オタクの生態をよく知っている。婚活パーティー専業の企業にはできないことだ。そうした強みを生かして他社と差別化したい」(小谷中さん)


このニュースに関するつぶやき

  • 人気コンテンツや人気スポット等を「自分も楽しめる」と思えるオタクとそうでないオタクとの差は果てしなく大きいと思う。 これもまた「楽しめる」と思って参加できる人とは溝を感じてしまいそうなイベントだ。
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  • 一緒に楽しめるが最高だけど、趣味を理解するってその趣味を否定したり「そんなの辞めろ」とか言わないだけで十分なのよね。他人の大事なものにケチ付けなければいいだけ
    • イイネ!87
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