トライアンフ、エンジンを大幅改良した新型ストリートツインとストリートスクランブラーをお披露目

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2018年12月12日 05:02  AUTOSPORT web

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2019年型トライアンフ・ストリートツイン
トライアンフ・モーターサイクルズ・ジャパンは11日、都内で新商品発表会を開催し、2019年モデルのStreet Twin(ストリートツイン)とStreet Scrambler(ストリートスクランブラ―)をアンベイルした。両モデルは12月15日からの発売が予定されている。

 トライアンフは1902年にイギリスで誕生した世界最古のバイクメーカーだ。トライアンフのバイクは、ハリウッド映画などにも多く使われていて、その姿を目にしたことのある人も多いはず。近年では『ジュラシック・ワールド』や『ミッション・イン・ポッシブル』などに登場している。

 モータースポーツシーンでは、マン島TTなどで活躍。2019年からはMotoGPのMoto2クラスにオフィシャルエンジンサプライヤーとして参戦する。

 発表会では、トライアンフのモダンクラシックカテゴリーに属する新型ストリートツインと新型ストリートスクランブラ―の2車種がお披露目された。

■エンジンが大幅に改良された新型ストリートツイン
 ストリートツインは、2016年から発売されたトライアンフ伝統のボンネビルシリーズのなかでもっとも現代的なモデルだ。

 新型ストリートツインに搭載されるエンジンは大幅に改良が加えられた水冷SOHC並列2気筒8バルブ270度クランクの900ccボンネビルエンジン。最高出力は先代モデルよりも10馬力アップの65馬力、最大トルクは80N・mを発揮し、最高エンジン回転数は500rpm増加の7,500rpmに引き上げられた。

 フロントには、ブレンボ製4ピストンフロントブレーキキャリパーを新たに採用し、ブレーキ性能が向上。また、新型のKYB製カートリッジフロントフォークにより快適な走行性を実現しているという。

 電子制御の面では、トラクションコントロールやライドバイワイヤシステム、ABSに加え、走行状況でスロットルマップとトラクションコントロールの設定を調整することができるライディングモードを新たに装備。モードは、ロードとレインの2パターンが設定されている。

 その他、クラッチレバーの重さを軽減するトルクアシストクラッチや盗難防止のイモビライザー、スマートフォンなどの電源として利用できるUSB電源ソケットが標準装備された。

 カラーリングは、マットアイアンストーン、コロッシレッド、ジェットブラックの3色で、価格は105万600円(税込)。12月15日から全国のトライアンフ正規販売店で販売される予定だ。

■オフロードモードを備えた新型ストリートスクランブラー
 ストリートスクランブラーは、ストリートツインをベースにオフロード性能を大幅に向上させたボンネビルシリーズの1台となる。

 エンジンは、新型ストリートツインと同じく大幅改良の水冷SOHC並列2気筒8バルブ270度クランクの900ccボンネビルエンジン。馬力、最大トルク、最大エンジン回転数も新型ストリートツインと同じだが、エキゾーストサウンドは「お腹に響くような迫力あるサウンド」となっているという。

 装備面ではブレンボ製4ピストンフロントブレーキキャリパー、KYB製カートリッジフロントフォークと変わりはないが、フロントフォークは新型ストリートツインよりもワイド化されており、ライディングモードには、ロード、レインに加え、新たにオフロードモードが設定される。オフロードモードは、ABSとトラクションコントロールがオフにする機能となっている。

 また、タイヤはオンロードやライトオフロードでも優れたグリップを発揮するデュアルパーパスタイヤを装備する。

 カラーリングは、フュージョンホワイト、クランベリーレッド、カーキグリーン×マットアルミニウム(ジェットブラックのコーチライン付き)の3色で、価格は 128万100円(税込)。新型ストリートツインと同じく12月15日から全国のトライアンフ正規販売店で販売される予定だ。

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