「日本を代表するホスピタリティ施設に」1月開業の東京會舘新本舘の内部が公開

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2018年12月13日 19:13  Fashionsnap.com

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東京會舘 新本舘の外観 Image by: FASHIONSNAP.COM
東京會舘新本舘が、2019年1月8日の開業に先駆けて報道陣に公開された。全体のコンセプトやロゴ、制服、パッケージデザインといったトータルブランディングにブランドプロデューサーの柴田陽子氏を起用するなど、外部からのプロフェッショナルを積極的に採用。伝統を継承しながら、レストラン、バンケット、ウエディングを展開する新たな複合施設として刷新した。

 東京會舘本舘は民間企業が自由に使用できる社交場として、皇居の向かいに1922年に創業。三菱地所、東京商工会議所、東京會舘が「富士ビル」「東京商工会議所ビル」「東京會舘ビル」を3棟一体で建て替える「丸の内二重橋ビルディング」の開発に伴い、2015年1月31日から一時休館していた。新本舘は東京駅・日比谷駅・有楽町駅・二重橋前駅の地下コンコースに直結する丸の内二重橋ビルディング内に位置し、専有部分の面積は約1万7,697平方メートル。地下1階から地上4階と7階の全6フロアで構成される。
 建物は「KAIKAN CLASSIC」をテーマに、クラシックな優雅さと日本のエッセンスを掛け合わせたデザインが特徴。ファサードに配した「フォーシーズンズレリーフ」は初代・2代目本舘に施されていた百合の花や植物のモチーフを再構成し、20枚すべて異なるデザインに仕上げた。また、本舘3階の螺旋階段上部には初代本舘から継承される重量約1トンの「大シャンデリア」の3基のうちの1基を設置。1階のオーセンティックバー「メインバー(MAIN BAR)」には、初代本舘ロビーに設置されていた手巻きの大時計が置かれた。
 レストランは「日本料理 八千代」など初代・2代目本舘から続く6店舗に、和とフレンチを融合させた鉄板焼「TOKYO KAIKAN 會」と東京會舘の伝統料理を基軸カジュアルなメニューを展開する「ロッシニテラス(ROSSINI TERRACE)」の2店舗を新たに加えた計8店舗を展開する。1934年に日本初の鮮魚介専門店として誕生したフレンチレストラン「レストラン プルニエ(RESTAURANT PRUNIER)」では再オープンに合わせて松本浩之シェフを起用。創業以来初の外部からの招聘となり、「舌平目の洋酒蒸 ボンファム」や「甘鯛のうろこ焼き レモン風味の海宝ソース」など伝統料理と現代フランス料理を融合させたメニューを提供する。
 ウエディングではテイクアンドギヴ・ニーズと提携したチャペルや、出雲大社から東京で初めて分祀された神殿を設置した神前式場を用意。7階と3階には丸の内エリア最大級となる約2,000人を収容するメインバンケット「ローズルーム」や皇居を一望できる「ロイヤル」、貴賓室など全13室のバンケットルームを備える。
 説明会に登壇した東京會舘の渡辺訓章代表取締役社長は、本舘の建て替えについて「都内には5つ星ホテルをはじめとするラグジュアリー施設が多数存在し、競争は年々激化している。今後のさらなる成長のためには伝統を守りながらも変えるべきところは大きく変化させる必要があると考えた。2022年に創業100周年を迎えるにあたり、日本を代表するホスピタリティ施設を目指していきたい」とコメントした。
■東京會舘 新本舘 施設概要名称:東京會舘 本舘オープン日:2019年1月8日(火)住所:東京都千代田区丸の内3-2-1専有部分:約1万7,697平方メートル主要施設:レストラン 8店舗(うち新規2店舗)、バンケットルーム 13(貴賓室含む)公式サイト
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