ミルクとミルクボーイが3年ぶりのショーを原宿ラフォーレで開催、音楽を藤原ヒロシが担当

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2018年12月13日 21:33  Fashionsnap.com

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 大川ひとみが手掛ける「ミルク(MILK)」と「ミルクボーイ(MILK BOY)」が12月13日の今日、3年ぶりとなる合同ショー「SHOCK SHOW」をラフォーレミュージアム原宿で開催した。前回同様、ショーミュージックをデザイナーと親交のある藤原ヒロシが手掛け、ヘアメイクを富沢ノボルが担当。ドレスコードには招待状に付属された限定デザインのバンダナが指定され、17時30分から行われた第1部の会場にはブランドの世界感を表現したスタイリングに身を包んだファンや関係者ら約200人が集った。

 2019年スプリングコレクションとなるショーは全8部構成で、ステージ上に設置された電話にモデルが応答して幕開け。ファーストルックでは、小花柄のベアトップとショートパンツにパステルカラーのガウンを合わせたモデルが登場。その後は同様の小花柄とパステルカラーで仕上げられたスタイリングが続き、フェミニンでロマンティックな雰囲気のルックが披露された。音楽がアップテンポに切り替わると、モノクロカラーで仕上げられたブロックチェックやボーダーのアイテムが登場したほか、ランウェイでモデルがスケートボードに乗るなど遊び心溢れる演出が見られ、アニマルモチーフのコミカルな総柄のアイテムやブリーチされたジーンズを合わせたグランジなルックへと変化していった。
 中盤で証明が暗転すると、人魚のヒレがついたスカートやタコをモチーフにしたヘッドアクセサリーを装着したファンタジーなルックが登場した。その後波の音とともに、ジャケットやショートパンツ、カンカン帽を合わせたスタイルが披露され、ナース、病人といったモチーフを表現したアイテムが取り入れられた。ラストルックはウェディングドレスを纏ったモデルとタキシードを着用したモデルが並んでキャットウォークを披露した。音楽もルックのイメージに合わせ、アップテンポな曲から繊細なピアノ曲まで、バリエーションに富んだ選曲となり、30分に及んだショーのルックは全部で85体。ラストはジョン・レノンの楽曲「ハッピー・クリスマス」とともに、サンタ帽を被ったモデルが観客にプレゼントを配る演出で幕を閉じた。
 ミルクは、1970年に設立した原宿のストリートカルチャーを築いてきた歴史のあるブランド。少女と大人が混在するガーリーでロマンティックなアイテムを展開しており、ミルクボーイは1974年の設立以来、前衛的でユーモアのある独自の世界観を原宿から発信してきた。
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