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都営地下鉄でライブ会場を巡るサーキットフェスに行ってみた

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2018年12月14日 15:52  おたくま経済新聞

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おたくま経済新聞

写真都営地下鉄でライブ会場を巡るサーキットフェスに行ってみた
都営地下鉄でライブ会場を巡るサーキットフェスに行ってみた

 東京都交通局が運営する都営地下鉄。2018年12月に三田線が開業50周年、新宿線が開業40周年を迎えることを記念して、これまで利用してきた人々への感謝の気持ちを込めて、両路線を乗り継いで2か所のライブ会場を巡るというユニークなサーキットフェス「TOEI SUBWAY ANNIVERSARY FES」が、2018年12月3日と12月12日の2回にわたって開催されました。このうち12月12日に開催されたフェスに参加して、その様子を深く体験してきました。地下鉄だけに。


【さらに詳しい元の記事はこちら】


 12月3日には神保町で片平里菜さん、そして新宿三丁目でCzecho No Republicのライブが連続で行われ、参加者は2か所の会場を新宿線を使って移動しました。12月12日のライブは、まず新宿線市ヶ谷駅近くの四谷Honey Burstで石野卓球さん、そして三田線水道橋駅近くの水道橋WordsでCKB CLASSIX(クレイジーケンバンド)のライブが行われます。


 最初のライブ会場である四谷Honey Burstには、観客が次々とやってきています。壁には「TOEI SUBWAY ANNIVERSARY FES」のポスターと、12月12日の回のホスト番組であるTOKYO FM「シンクロのシティ」のポスターが。


 外は寒いのですが、ライブハウスの中は観客の熱気で汗ばむほど。


 そして開演時間となり、ステージ横のスクリーンには、新宿線をモチーフにした映像が流れ、そして駅名標をモチーフにした「石野卓球」のクレジットが。会場がわく中、石野卓球さんのDJプレイが始まります。


 ミックスされた音源の中には、卓球さんの音楽的ルーツを感じさせるYMOの「ファイアークラッカー」なども見え隠れするプレイでした。


 終演となり、観客は都営地下鉄新宿線の市ヶ谷駅へ。40年前の1978年12月21日、岩本町〜東大島の6.8kmで開業した新宿線は、1989年に新宿〜本八幡の全線が開業しました。都営地下鉄の中で唯一東京都の境を越えて千葉県(本八幡)まで路線が伸びているほか、京王電鉄と相互乗り入れをする関係で、全国の地下鉄で唯一「馬車軌間」と呼ばれる1372mmというレール幅(軌間)を採用しています。現在走っているのは、東京都交通局の10-300形電車と、乗り入れ先の京王電鉄の9000系、5000系(新)電車。


 新宿線で神保町まで移動すると、今度は三田線に乗り換え、水道橋へ。この間の移動はチケットとともに配られた都営地下鉄の1日乗車券「都営まるごときっぷ」を使います。筆者が手にしたのは都営三田線開業50周年記念デザインのもの。三田線の駅では、券売機で1日乗車券を購入すると、期間・枚数限定で台紙がこの記念デザインになっているとか。開業当時の写真に書かれている「志村」という行先は、現在の高島平のこと。志村は1969年8月1日に高島平へと改称されたので、7か月ほどの短い期間でしか見られなかったレアな行先表示です。現在、三田線のラインカラーはブルーですが、1968年の開業当初は赤いラインが車体側面に入っていたのはちょっとしたトリビア。


 都営三田線は50年前の1968年12月27日、都営6号線(1962年の都市交通審議会第6号で答申された路線のうち「6号線」として計画されたルートにちなむ)として巣鴨〜志村(現:高島平)の10.4kmで開業しました。当初赤だった車体側面のラインは、1970年のラインカラー導入で都営6号線が「青」と決まったため、現在の青いラインに変更されました。その後1978年7月1日に路線名称が都営三田線(2000年4月20日「三田線」に変更)になり、相互乗り入れをする予定の会社線が何度か変更されたりという歴史を経て、2000年9月26日に目黒〜西高島平の全線が開業。目黒〜白金高輪の2.3kmは東京メトロ南北線と線路・施設を供用しており、目黒からは東急目黒線と相互乗り入れ(日吉まで)を実施しています。現在は東京都交通局の6300形電車のほか、東急電鉄の3000系電車と5080系電車が乗り入れています。


 水道橋駅で三田線を下車すると、第2のライブ会場である水道橋Wordsへ。こちらにも早々と移動した観客が次々と入場していきます。


 第2のライブは、2018年でデビュー20周年(1997年結成、1998年アルバム「PUNCH! PUNCH! PUNCH!」でデビュー)を迎えたクレイジーケンバンド、その結成当初のメンバー6人(横山剣さん、小野瀬雅生さん、新宮虎児さん、中西圭一さん、洞口信也さん、廣石恵一さん)で編成されたCKB CLASSIXです。普段はこの編成、横浜・長者町のライブハウスFRIDAYでしか見られないというレアなステージ。しかも登場は観客の間を通り抜けてくるため、最初からノリは最高潮に。


 デビューアルバムからの選曲や、CKBライブでの名物コーナー、ギタリストの小野瀬さんをフィーチャーした「小野瀬雅生ショウ」も含めて全10曲のライブは熱気に包まれて進行。至近距離で息づかいも感じられるような密度の高いライブでした。


 開業50周年を迎えた三田線と、開業40周年を迎えた新宿線。それぞれを乗り継いでライブ会場を移動するというユニークな「TOEI SUBWAY ANNIVERSARY FES」。この様子は12月25日の19時から放送のTOKYO FMクリスマス特番「TOEI SUBWAY ANNIVERSARY FES LIVE SPECIAL」でも放送予定です。


 また、都営地下鉄の駅構内(2018年4月1日現在35駅)と車内(2018年8月31日現在都営地下鉄の浅草線、三田線、大江戸線での東京都交通局車両)で使える「都営地下鉄フリーWi-Fi」と、都営バスで使える「都営バスフリーWi-Fi」で聞ける特別なラジオ番組「都営交通ラジオ」では、2018年12月17日〜12月25日の期間中、「TOEI SUBWAY ANNIVERSARY FES」のライブの様子を配信するとのこと。電車を待つ時間や、電車やバスの乗車中、サービスが実施されている場所で都営交通のフリーWi-Fiに接続してライブを楽しむのもいいかもしれません。


取材協力:東京都交通局(都営地下鉄)
Photo : Takanori Tsukiji ※アーティストオフィシャル写真。


(取材:咲村珠樹)


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