あなたは「 知らない人」から注意されたことがありますか?

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2018年12月15日 00:00  citrus

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本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくことを旨とする番組『Skyrocket Campany』(TOKYO FM)で12月3日、「知らない人に注意されたことがありますか?」という社会人意識調査を行った……と『TOKYO FM+』がネット上で報じていた。地味ながらもなかなかに斬新な視点の企画だと思う。前にもこのcitrusで書いた覚えがあるけど、最近のラジオって、テレビよりも自由度が高いせいなのか本当に頑張っている。面白い。

 

で、気になる結果は、「はい」が78.6%、「いいえ」が21.4%であった……らしい。ちなみに、その一例として挙げられていたのが「歩きスマホ」で、まあここ数年だと一番ありがちなケースなのではないか? また、男女別で同アンケート調査を見てみると、「はい」と答えたのは男性が76.1%、女性が82.7%と男女間での差は5%以上もあり、これは「注意したとき、仮に相手に逆ギレされても、女性だったら比較的身の危険が少ない」といった背景があるのかもしれない。

 

もちろん、私も多数派に属する「知らない人から注意されたことがある」一人である。まだ喫煙問題がここまで一般的になっていなかった15年ほども昔の話であった。恥ずかしながら歩きタバコをしていて、吸い殻をポイ捨てしたら、当時70歳くらいだったおじいちゃんがそれを拾って「こういうことをするヤツは最低の人間だ!」と眼前に突きつけられた。100%悪いのは私だったので、素直に「ごめんなさい」と謝った。そして、その日一日は良心の呵責に苛まれ、ず〜っとバッドな気分のままであった。たしか、これを機に歩きタバコもすっぱりやめたんじゃないか……いずれにせよ、15年も経った今でもこうまで鮮明なかたちで記憶に焼き付いているということは、「知らない人から注意される」という“ハプニング”は、相当なインパクトとダメージを受ける行為なんだろう。

 

「注意された」だけではなく「注意した」こともある。世田谷公園の細い道を草野球の道具が入ったバッグを下げて普通に歩いていると、後方から走ってきた40歳前後の男性ランナーがいきなりドンとぶつかってきて、「チッ」と舌打ちをされた。私は、そのランナーの肩をガッと掴んで「この公園の路はあなただけのものではないでしょう」と諭した。すると、そのランナーは再び「チッ」と舌打ちを残し、無言でその場を去っていった。「知らない人から注意される」という“ハプニング”が、相当なインパクトをもって相手にダメージを与えるのは、あくまで「人によっては」ということだ……と前言を微修正しておく。

 

つい1ヶ月ほど前、こんなことがあった。私が某デパートの、個室が一個しかないトイレで“大”の用を足していたとき、外からドタドタドタと足踏みの音が聞こえてきた。最初はなにが起こっているのか、まったくわからなかった。次に「あ〜!」「もうダメだ!」「お腹こわして耐えられない!」「もう死ぬ!」「早く…早く!」という切実な叫び声が聞こえてきた。私のほうも用を足しきれていなかったのでシカトしていたら、今度は「オレ、もう漏らしてもいいですか!?」とドンドンとドアを叩く音が聞こえてきた。しょうがないから“途中”であったにもかかわらず、交代してあげた。その20代前半あたりの茶髪の男は私のことを親の敵と対面するかのごとく血走った目で私をガッと睨みつけ、個室へと駆け込んでいった。彼がはいているズボンは白だった。反省の念こそ1ミリもよぎらなかったが、「知らない人からのこういう注意のされ方もあるのか…」と一つお利口にはなった事件ではあった。

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