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目のアンチエイジング! 冬も紫外線カットサングラスをした方がいい理由【眼科専門医が教える】

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2018年12月15日 15:11  ウートピ

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ウートピ

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紫外線は肌や髪だけでなく、目にも悪影響を与えることが知られています。眼科専門医でみさき眼科クリニック(東京都渋谷区)の石岡みさき院長によると、「紫外線は一年中降り注いでいるため、戸外で過ごすことが多い場合は季節によらず、サングラスをしたほうが目の健康に良いと言えます」ということです。詳しいお話しを聞いてみました。

紫外線は目の老化を加速する

――紫外線は目の健康にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。

石岡医師:紫外線を長く浴び続けると、黒目の部分である角膜が炎症を起こす「角膜炎」になる可能性があります。症状は、目が痛む、白目が充血する、異物感などです。

また、年齢とともに誰もがなる「白内障」という病気に早くかかりやすくなります。白内障では、視力が低下し、光が異常にまぶしい、視界がかすむなどの症状が現れます。

紫外線は、肌にシワやシミ、髪に白髪や抜け毛などのダメージを及ぼすことがわかっていますが、目も同様に、機能の老化を早めて病気を引き起こす可能性があるわけです。目には元来、紫外線を防ぐ力も備わっており、日常の生活で少々の紫外線を浴びる分には問題ないとされていますが、大量に浴びると目の老化を早めることになります。

ほかに、白目の表面を覆う結膜が黒目に入り込み、充血や異物感がつらい「翼状片(よくじょうへん)」、視界の中心が暗くなる、ゆがむなどする「黄斑(おうはん)変性症』という視力低下が顕著な病気になる可能性も考えられます。

――紫外線を浴びることでそうなるのは、どういう理由でしょうか。

石岡医師:地上に届くUVA(紫外線A波)UVB(紫外線B波)という2種類の紫外線を長時間浴び続けると、肌や目の細胞はダメージを受けます。

「角膜炎」は、波長が短くて表皮を赤くするUVBを浴び続けることで起こります。

また、UBAは波長が長くて肌の奥の真皮層まで浸透して肌を黒くしますが、これは「白内障」などの原因になります。眼球の内部でカメラのレンズのような役割をする水晶体は、UVAを長時間浴び続けると、成分のタンパク質が酸化して白く濁ります。本来は透明で光を通すのですが、この白濁が進むにつれて目が見えなくなってきます。

――目のアンチエイジングには、紫外線の予防がポイントになりそうです。

石岡医師:重要なのは、紫外線は一年中降り注いでいるわけですから、予防は日差しが弱く感じる秋冬でも必須だということです。マラソンやウォーキング、スキー、登山などで屋外で長く過ごす場合は、次に紹介するサングラスやメガネ、それに、帽子をうまく使ってください。

レンズは「紫外線カット99%以上」「薄い色」「大きい」タイプを選ぶ

紫外線を予防するには、「サングラスが有用ですが、サングラスならどんなものでもいいというわけではありません」と石岡医師。そこで、選び方のポイントを次のように教えてもらいました。

(1)紫外線カット99%以上のタイプを選ぶ

紫外線カットのサングラスには、レンズがどれだけ紫外線を透過するかを示す「紫外線透過率」が数字で表示されています。数値が低いほど紫外線を通さない、レンズの性能が優れているということです。「紫外線透過率1.0%以下」と表示されたレンズは、「紫外線を99%以上カット」するということですから、それを選んでください。

サングラスだけではなく、眼鏡を新調する際にも必ず、「紫外線カット率99%以上」を選びましょう。

雑貨ショップなどで安価で販売されているファッション用のサングラスでは、紫外線カット率の表示がないものが多いようです。それでは色が濃いだけに余計に光を目に集めることになり、目にとってとても悪いため、避けてください。

(2)レンズの色が薄いタイプを選ぶ

レンズの色は濃い方が紫外線のカット率が高いとイメージされがちですが、そうではありません。黒目の部分にあたる瞳孔(どうこう)は、自律神経の働きから、暗いところでは光を集めるために開きます。

色が濃いレンズをかけると瞳孔が開いたままになり、より多くの光、つまり紫外線を目に取り込むことになるのです。レンズの色は薄めを選びましょう。

(3)レンズは大きめを選ぶ

紫外線は散乱するため、アスファルトや建物に反射してあらゆる方向から目に侵入してきます。レンズが小さい、また細い形状のサングラスは、側面から紫外線が侵入しやすいので避けましょう。顔とメガネのすき間から紫外線が入り込むのを防ぐには、レンズが大きくて、顔に密着して目を覆うタイプを選びましょう。

コンタクトレンズは、紫外線カット用でも注意あり

さらに石岡医師は、紫外線から目を守る方法について、次の2つのアドバイスを加えます。

(1)紫外線カットのコンタクトレンズを過信しないこと

コンタクトレンズは黒目とその周囲だけを覆うため、紫外線カット用でも白目の部分からの侵入を防ぐことはできません。コンタクトレンズの上から、先に紹介した3つの条件に合ったタイプのサングラスやメガネをかけましょう。

(2)紫外線カットの帽子を併用する

紫外線カットの帽子の着用は、目に侵入する紫外線の量を約20%減少させることができるという報告があります。

サングラスならどれも紫外線から目を守ると思い込み、雑貨店で手に入れた安価な黒っぽいレンズのものを使用していましたが、逆に目に悪影響だということがわかりました。これからは一年中、目を紫外線から守ることを徹底し、そのためにサングラスやメガネの選び方を改め、帽子も利用して目のアンチエイジングを実践したいものです。

(取材・文 藤原 椋/ユンブル)

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