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24時間365日稼動するヤフーは私たちの生活をどう変えた? 現場社員200人の証言から明らかに

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2018年12月16日 11:12  ダ・ヴィンチニュース

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ダ・ヴィンチニュース

写真『Yahoo! JAPAN全仕事 現場200人に聞く、過去→現在→未来』(実業之日本社:編/実業之日本社)
『Yahoo! JAPAN全仕事 現場200人に聞く、過去→現在→未来』(実業之日本社:編/実業之日本社)

「平成」という時代を、私たちはインターネットと共に歩んできた。日本におけるその普及の立役者といえば、やはり1996年1月に設立されたヤフー株式会社だろう。アメリカで検索エンジンのサービスを開始した米ヤフーと、孫正義氏率いるソフトバンク株式会社が共同で設立した同社は、「Yahoo! ニュース」や「Yahoo! 天気・災害」、「Yahoo! オークション」などのサービスを次々と開始し、私たちの生活を大きく変えてきた。

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 本書『Yahoo! JAPAN全仕事 現場200人に聞く、過去→現在→未来』(実業之日本社:編/実業之日本社)は、現場社員200人のインタビューを通じて、現在100以上のサービスを運営する同社の姿を“人”という観点から解き明かしていく。

■24時間365日稼働する「Yahoo! ニュース」

 同社の看板サービスのひとつである「Yahoo! ニュース」は、報道機関が作る記事を編集部がセレクトして配信する日本最大のニュースサイトだ。毎朝出かける前に必ずチェックしているという人も多いだろう。「Yahoo! ニュース」は、これまで新聞が担っていた役割をネットに持ち込み、今や私たちの生活に欠かせない情報インフラとなっている。前社長である宮坂学氏は、立ち上げ当初の状況についてこう振り返る。

当時は“新聞には休刊日がある。だから、Yahoo! ニュースにも休みがあって仕方ない”という雰囲気がありました。“でも、それはおかしい”と何度も議論を重ね、24時間365日稼働するというルールが作られていったわけです。

 今でこそ24時間365日Yahoo! ニュースが更新されていることは、“当たり前”のように思える。だが、こうした編集部内での議論や、シフト制で24時間勤務する編集者の存在があってこそ実現しているのだ。突然の災害があったとしても、ネットさえつながればYahoo! ニュースを通じて正確な情報が得られる。その安心感は絶大だ。

■「ヤフオク! 」のおかげでいらないモノが売れるようになった

 1999年に「Yahoo!オークション」として始まった「ヤフオク! 」(2013年サービス名変更)も、ヤフーを代表する歴史あるサービスだ。1分間に約1400点が出品されるというヤフオク! のおかげで、自分がいらなくなったものをネットの向こうにいるたくさんの人たちとシェアできるようになった。

 ヤフオク! カンパニーで働く栗本ゆかりさんは、「インターネットは、世の中のいろいろな格差を解消できるツールだと思っています」と語る。飲食店を営んでいた栗本さんの実家でも、扱いに困っていた製氷機にヤフオク! で5万円の値が付き、両親に喜ばれたという。「こうしたことがより多くの人に知ってもらえれば、皆が幸せになるじゃないですか。そんなヤフオク! の世界観が大好きです」。

 近年は、より気軽に出品できるフリマアプリとの競合が激しくなっているが、そうしたサービスもヤフオク! があったからこそ生まれたものだろう。ネット上で消費者同士がモノを取引する市場を作り上げたヤフオク! の功績は非常に大きい。

 ヤフーは、ニュースや天気予報、オークション、ショッピングなどを、インターネットの世界でさらに便利なサービスへと変え、常に私たちの生活にインパクトを与えてきた。本書には、なんと現場社員200人に対して、全てのインタビューが2ページ分ずつ掲載されており、ヤフーの裏側で働く彼らひとりひとりの思いや考えを知ることができる。大企業に関する研究本を読んでいて、これほど中で働いている人たちの“顔”がリアルに見えてくることはなかなかない。今最先端で働く社会人にとっても、これから社会に出ようとする就活生にとっても、本書を読んで得るものはたくさんあるはずだ。

文=中川 凌

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