小田急電鉄3/16ダイヤ改正、新宿〜代々木上原間に10両の各駅停車

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2018年12月16日 11:32  マイナビニュース

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小田急電鉄は2019年3月16日にダイヤ改正を実施する。代々木八幡駅や開成駅での10両ホーム工事の完了、車両の増備などにともない輸送力が増強され、新宿〜代々木上原間で10両編成の各駅停車が運転開始。開成駅に急行が停車し、一部の快速急行が新松田〜小田原間で急行に種別変更される。

同社は今年3月に完成した代々木上原〜登戸間の複々線を活用し、新ダイヤによる抜本的な輸送改善を行った。来年3月16日に行われるダイヤ改正で、さらなる輸送力増強が図られる。代々木八幡駅の10両ホーム工事が完成し、南新宿〜代々木八幡間各駅で10両ホームの運用が開始されることを受け、新宿〜代々木上原間を走る一部の各駅停車が10両編成に。運転本数は平日上下24本、土休日上下18本とされている。

平日朝に多摩線から新宿方面へ運転される通勤急行(上りのみ)のうち、8両編成で運転されていた小田急多摩センター駅8時10分発・新宿駅8時50分着の列車もダイヤ改正で10両編成に変更。すべての通勤急行が10両編成となる。

複々線化された代々木上原〜登戸間でも一部変更があり、経堂駅ではダイヤ改正後、下り急行の通過時間帯を平日18〜21時台に変更。22時台以降は下り急行も停車する。下北沢駅では現在、早朝5時台・深夜0時台の急行が地下1階ホームに停車しているが、ダイヤ改正後は全時間帯において地下2階ホームへの停車に統一される。なお、東京メトロ千代田線への直通列車に関して、一部列車が北綾瀬行に変更されるとのこと。

新宿〜小田原間で運転される急行は現在、新松田〜小田原間の途中駅がすべて通過となっているが、ダイヤ改正後は10両ホーム工事が完成する開成駅にも停車。一部の快速急行に関して、新松田駅で種別変更が行われ、新松田〜小田原間が急行となって開成駅にも停車する。開成駅の停車本数は現行の平日上下156本・土休日上下150本に対し、ダイヤ改正後は平日上下282本・土休日上下258本に増加する。
○特急ロマンスカーは平日夜と土休日朝・夜に一部変更

特急ロマンスカーも一部列車において時刻や始発駅・途中停車駅の変更などを実施。平日22時以降に新宿駅を発車する「ホームウェイ」の一部列車で発車時刻が変更され、所要時間も短縮される。

土休日には現行の海老名駅7時1分発「モーニングウェイ」を本厚木駅始発、現行の秦野駅7時25分発「モーニングウェイ」を小田原駅始発に変更し、それぞれ運転区間を延長。現行の新宿駅20時20分発・箱根湯本駅21時56分着「ホームウェイ」は小田原行となる。

停車駅の変更もあり、現行の小田原駅20時27分発「さがみ」は改正後、秦野駅・伊勢原駅・新百合ヶ丘駅を通過。一方、現行の箱根湯本駅20時30分発「はこね」は改正後、秦野駅・伊勢原駅・新百合ヶ丘駅にも停車する。(上新大介)
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