限定公開( 2 )
アニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』(テレビ東京系)で第101話「放て!友情のツインスパーキングギガボルト!!」が11月16日に放送された。
この日の放送は前回に引き続き、見知らぬ場所に飛ばされてしまったサトシとピカチュウが、その原因であるウルトラビースト・アクジキングと戦うストーリーに。そこで出会ったディオについて、前回はゲームシリーズの主人公・レッド(RED)のパラレルワールド世界の人物で、サトシと対になる存在なのでは? との指摘が出ていたが、今話ではポケモンスクールにたどり着き、戸惑っているサトシに対しディオが早々に「並行世界か」と指摘。カプ・コケコとの電気ワザのぶつかり合いでできた時空の裂け目に入りこんでしまったという視聴者の説が見事正解した形となった。
ディオにいわく、この世界が荒れ果ててしまった理由は「10年前、土地が買い占められ無謀な開発によって豊かだった自然は姿を消し、森も海も空気すら汚れきった」といい、そんなとき、アクジキングが現れたとのこと。また、ゼラオラはディオがゲットしたポケモンではなく、この世界を救うために共闘しているだけだということも判明した。
アクジキングの急所は口の上にあるもうひとつの顔とのことだが、自然が破壊され、カプ・コケコが姿を消したいま、Zワザも使えなくなってしまい、アクジキングを倒すことができなくなってしまったという。そこでサトシは前回ディオに説得されたのにも関わらず、ピカチュウと特訓を開始。「エレキネットでアクジキングを動けなくすれば急所に10万ボルトを撃ち込める!」と言い、その熱意に負けたディオとゼラオラもふたりの特訓につき合い、見事サトシたちはシンクロしてワザを出すことができるようになった。
その後、再びアクジキングに挑んだサトシたち。空いているウルトラホールを見付け、なんとか押し込もうとするものの、もう少しのところで失敗してしまう。そこでディオが「もはや勝ち目はない。サトシたちは逃げろ」と諦めかけたそのとき、4人の前に現れたのは、サトシを並行世界に移動させた色違いのカプ・コケコ。つまり、これでZワザが使えるようになり、ピカチュウとゼラオラ、ふたりがかりでZワザを繰り出すと、ようやくアクジキングをウルトラホールの中に押し込むことに成功した――。
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しかし、出会いがあれば別れがあるのがポケモンの世界の常。ディオの「今度はお前たちを元の世界に戻す番だ」という言葉を合図に、ピカチュウとゼラオラの電気ワザをぶつけ合うと、あっさりワープホールが完成。最後にディオが「サトシ。俺たちは必ずアローラを元どおりにしてみせる。だからサトシ、 お前たちもアローラを……」と告げると、サトシも「うん、任せて!そしたらまたバトルしてよね!」と笑顔。さよならを言わないふたりの別れとなったが、二度と会うことができなくても、サトシとディオの間には確かな絆が生まれたようだ。
この放送に視聴者からは、「感動した!おもわず泣いてしまった……」「やっぱりサン&ムーン最高! どんな状況でも特訓するサトシいいね!」「サトシとディアの別れでさよならを言わないところが良かった」といった絶賛の声が殺到。劇場版クオリティにファンが大満足していたことは間違いなさそうだ。
(福田マリ/ライター)
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