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2019年もスギ花粉大量飛散へ アレルギー性鼻炎治療の新しい選択肢とは?

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2018年12月20日 12:01  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

8割以上の患者さんが中等症/重症のアレルギー性鼻炎


日本医科大学耳鼻咽喉科学教室准教授 後藤穣先生

 安定した血中濃度の推移や食事による投与タイミングの制限が無い、世界初の「貼るタイプ」の医療用アレルギー性鼻炎治療剤「エメダスチンフマル酸塩経皮吸収型製剤」を2018年4月に発売した久光製薬株式会社が11月28日にメディアセミナーを開催。アレルギー性鼻炎治療で使われるお薬について、日本医科大学耳鼻咽喉科学教室准教授の後藤穣先生が講演しました。

 後藤先生は、アレルギー性鼻炎の実態について、スギ花粉症患者や医師を対象にした調査を解説。2011年シーズンにスギ花粉症患者を対象に行われた調査では、年齢・性別にかかわらず、8割以上の患者さんが中等症/重症のアレルギー性鼻炎であることが分かりました。特に20〜39歳では重症または最重症の占める割合が大きく、約6割が重症もしくは最重症でした。続いて後藤先生は、内科、小児科、耳鼻咽喉科の医師を対象に、花粉症治療で処方したお薬について聞いた別の調査結果から、花粉症治療で使用されるお薬は第2世代後期抗ヒスタミン薬が最も多く、内科、小児科、耳鼻咽喉科の医師ともに95%以上が「処方した」と回答があったことを紹介。処方理由としては「鎮静作用(眠気)が少ない」「効果が強い」「安全性が高い」が多く挙げられました。

2019年シーズン 東日本、中国地方で例年の1.5倍前後になる可能性も

 鼻アレルギー診療ガイドライン2016では、理想的な抗ヒスタミン薬として以下の4点を挙げています。

  • 即効性があり、効果が持続する
  • 副作用(眠気、作業効率の低下が少ない)
  • 長期投与ができる(安全性)
  • 投与回数が1日1〜2回ですむ

 後藤先生は、このうち「効果の持続」がポイントだといいます。「効果の持続性には、血中の薬物濃度の推移が関係します。血中濃度の半減期が長い薬剤や、一定の血中濃度を長時間保つ放出制御製剤とよばれるものなどは、効果が持続しやすいと言えるでしょう。アレルギー性鼻炎の治療には、内服薬だけでなく、点鼻薬や貼り薬、舌下免疫療法など、さまざまな選択肢があります。患者さんご自身にとって、最も合う治療法について、主治医とよく相談してください」(後藤先生)

 日本気象協会は先日、気象データに基づく2019年の春の花粉飛散予測を発表しました。それによると、2019年のスギやヒノキの花粉飛散は全国的に例年並みかやや多くなる見通しで、特に東日本、中国地方で例年の1.5倍前後になると言われています。12月下旬には、気象データだけでなく、実際の花粉産出状況などももとにした、より詳細な花粉飛散予測がメディアや団体などから発表される予定です。花粉症には早期治療に加え、飛散状況に合わせた治療が効果的と言われています。「飛んでから」ではなく、「飛ぶ前から」の情報収集をおすすめします。(QLife編集部)

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