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内弁慶な少年時代に出会った古典落語の世界。そんな志らく師匠の最大の特殊能力は記憶術!?

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2018年12月24日 12:02  教えて!goo ウォッチ

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写真内弁慶な少年時代に出会った古典落語の世界。そんな志らく師匠の最大の特殊能力は記憶術!?
内弁慶な少年時代に出会った古典落語の世界。そんな志らく師匠の最大の特殊能力は記憶術!?
歯に衣着せぬ語りで 【2017上半期テレビ番組出演本数ランキング ブレイクタレント部門】で見事1位の座に輝いた立川志らく師匠! いまや『ひるおび!』のコメンテーターとしてはもちろん、バラエティー番組にも欠かせない人物はいったいどんな少年期を過ごしてきたのだろうか?

■内弁慶な表現者?

――志らく師匠は小学校時代とか、どんなお子さんでした?

内弁慶な子どもでしたね。家とか仲の良い友達だとか親戚だとかにはずっと喋っているけども、学校とかではおとなしい子ども。

――例えば、学芸会とか発表会みたいな時はどうしてました?

そういった時になると妙に張り切る、不思議な子どもでしたね(苦笑)。小学校の時に演劇クラブに入っていたくらいですから。クラブにはほとんど女の子しかいなかった。男は私ともう一人。そういったところに入って何か表現したいっていう気持ちはあるけども「なんでそこに入るの?」って先生や友達が不思議がるような子で。

――本人の中ではちゃんとした理由があるけど、他の人から見るとそうは見えないような?

そうでしたね。それは小学校から高校まで、ずっとそうでした。

――高校生までですか!?

中学校の時なんかは、入っていたクラブが読書クラブ。放課後になって図書館で本を読んでるだけ。だけども、タレント養成所の試験を受けたりとかね。

――極端な活動ですね(笑)。

タレント養成所に受かったけども、親が入っちゃダメだみたいな(苦笑)。だから何か表現したかった訳ですよね。

――演劇とか落語とか物書きとか、表現という意味では何か同じ核となるものがあったんですね?

小さい時からずっと、何か人前でやりたいっていうのがあったんじゃないですか。

子ども時代は内弁慶だった志らくさん
子ども時代は内弁慶だった志らくさん


■落語家の名人に憧れて

――落語に興味をもったきっかけは?

亡くなった昔の名人の落語を放送するNHKの番組で、三代目三遊亭金馬師匠が出ていて。裏が『8時だョ!全員集合』だったけど、「こっちが面白いから」って父親に見せられて。最初は知らない爺さんが出てきて、白黒で何か喋ってて。それが『藪入り』っていう奉公の噺で。奉公が何であるかもわからないし、ギャグもよくわからなかったけど、「なんでこんな爺さんが面白いんだろう?」って。

――何が琴線に触れたんでしょうか?

いやぁわからない。とにかく世の中には、自分の知らないところに面白いものがあるって気づいたからでしょうね。

――普通の小学生は『藪入り』を見て、そんなに面白いと思わないですよね?

多分そうでしょうね。それで父親の書斎に行くと、落語のレコードだとか本があるからそれを片っ端から読んで、こんなに漫画よりも面白いものがあるのかと。漫画よりも落語の速記本の方が面白い。レコードを聴くと全員知らない人だけど、どの爺さんもみんな面白い。この爺は誰だっていうと、三遊亭圓生だ、古今亭志ん生だっていうのを小学校中学校で覚える訳ですよ。

――小学校の時に落語の面白さに気づいたけど、中学校の時にはタレント養成所を受けたりして、落語じゃない道も考えたんですか?

落語家になろうっていう気持ちは全くなかったですね。

――そうなんですか。

中学校の頃に聞いてた落語の名人は、ほとんどこの世にいないんですよ。テレビに出てくる落語家の落語が面白くなくて。テレビの落語は本当に短いし、やっぱり名人と比べちゃうと太刀打ちできないし。

――その違いはある程度の歳になればなんとなくはわかりますが、小学校、中学校でそれがわかるって…(苦笑)。

だからテレビに出てる立川談志をはじめ、歯牙にもかけない。10分くらいのテレビ落語なんで「大したことねーな、この談志っていう人も」って。

当時を振り返る志らくさん
当時を振り返る志らくさん


――(笑)。ちなみに落語の名人の作品で、グッと来たタイトルは何ですか。

三代目金馬の『藪入り』、古今亭志ん生の『お化け長屋』、先代の金原亭馬生師匠の『花見の仇討』、そこらへんですね。

――ひとつに絞ると何でしょう?

それは三代目金馬の『藪入り』ですよ。一番最初に衝撃を受けたし。

一番の衝撃は、三代目金馬『藪入り』
一番の衝撃は、三代目金馬『藪入り』


■特殊能力的な記憶力!

――どうやって落語の勉強をなさったんですか?

それはもう丸コピーですよ。

――記憶力は昔から良かったんですね?

記憶力は物凄くいいんです。高校時代、学校の試験のテストも1日前に教科書ガイドをバーっと暗記してた。そうすると、ほぼ90点以上は取れる。だから「学校の試験なんてちょろいもんだなー」って思ってた。

驚異的な記憶力の持ち主!
驚異的な記憶力の持ち主!


――その記憶力は生まれつきですか?

生まれつきですね。歴史も国語も英語も教科書の試験範囲をダーっと読んで、バーっと頭に入れちゃう。そうすると全部覚えちゃうから、どんな穴あき問題がきても大丈夫。だから数学系が苦手でして、数式を覚えても数字を置き換えないといけない。掛け算や割り算があまりできないので(笑)。

――よく「記憶力のいい人は写真のように覚える」って聞きますけど…。

それに近いと思いますね。

――僕なんかの世界でも、真似ると学ぶで「真似ぶ」って言葉を使うんですけど、聞いて再現できる力って大事ですよね。

それが一番近道ですからね。高校と大学で名人のコピーが三十席くらいできていましたから。好きだから何度も聞いてるうちに覚えちゃう。当時ベートーベンの第九運命も自分の口でコピーしていましたから(笑)。

ベートーベンを口でコピー!?
ベートーベンを口でコピー!?


――凄いな〜!(驚)。

濁りの無い澄んだ瞳から繰り出す噺家ならではの痛烈な皮肉とユーモアを交えながら、気がつけばきっちりと笑いの世界へ包み込むコメント力に見る者、聞く者の総ての人をとりこにしてしまう志らく師匠! きっと志らく師匠が出会って影響を受けた“落語界の名人”の域に達するに違いないので、今後も括目しましょう!☆☆☆

名人の域に達する日も近い!?
名人の域に達する日も近い!?




●立川志らくプロフィール
立川志らく
立川志らく
1963年東京生まれ。1985年立川談志に入門、1995年真打昇進。落語家、映画監督(日本映画監督協会所属)、映画評論家、劇団主宰、TVコメンテーターと幅広く活動。また寅さん博士、昭和歌謡曲博士の異名も持つ。父はクラシックのギタリスト、母は長唄の師匠。
「立川志らく落語大全集」「新・志らく百席」「志らく独り会」ほか独演会を定期開催。
主宰の劇団下町ダニーローズは、脚本(脚色)、演出、主演で年に1度の公演、来年5月に
第21回公演を予定。著書に「全身落語家読本」「まくらコレクション」「志らくの言いたい放題」ほか、キネマ旬報、サンケイスポーツ 、月刊PHPなど連載も多数。現在TBS テレビ「ひるおび !」月曜〜金曜(午前の部)レギュラーコメンテーター出演中。

●インタビュアー:水島裕
水島裕
水島裕
声優、タレント、プロデューサーとしてマルチな活動を展開。日本民間放送連盟賞(ラジオ・CM部門)や日本アニメグランプリ最優秀賞キャラクター賞を受賞。代表作はサモ・ハン・キンポー、マーク・ハミル、マシュー・ベリー、マイケル・J・フォックス作品の吹き替え、『タイムパトロール隊オタスケマン』(星野ヒカル / オタスケマン1号)『六神合体ゴッドマーズ』(マーズ/明神タケル)『一球さん』(真田一球)他多数の主役を務める。TBS系列『ひるおび!』(月〜金:10時25分―13時50分)では毎日ナレーションを担当中。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)



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