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成績アップの秘訣はノートのとり方! アメリカの名門大学で開発された『コーネルメソッド』とは?

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2018年12月25日 09:21  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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ノートをとるだけで満足してない?

授業中、先生が黒板に書いたことをバッチリ書き写したり、きれいにノートをまとめて、勉強した気になってない?

そのノートのとり方で、本当に成績アップしてる?

実は、テストで高得点を取るには、「ノートのとり方」が重要!

そこで、成績アップにつながるノートのとり方『コーネルメソッド』について、坪田塾の中野正樹先生に教えてもらった。

【今回教えてくれたのは…】


中野正樹先生

坪田塾 代表。

大ベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』で知られる坪田信貴先生の右腕として、これまでに800人以上の生徒を「子別」指導した経験をもつ。

学年順位100番以下の生徒(東京大学合格)や、「ビリギャル」さやかちゃんの妹(上智大学合格)など、多くの生徒を指導している。

著書『ビリギャル式 坪田塾の英文法ノート』KADOKAWA




『コーネルメソッド』とは?

アメリカの名門私立大学(アイビーリーグ)のコーネル大学で、約40年前に開発されたノートシステム。

多くの情報を整理して、身につけるために考えられており、現在、アメリカの有名大学および研究機関で多く導入されている。


[toc]

テストと同じアウトプットの練習が必要!
授業中、どうやってノートをとっている?

家でテスト勉強をするとき、そのノートをどう使っている?

黒板に書かれたことを丸写しして、きれいにノートをまとめて、それを見返して復習している人が多いのでは?

実は、この方法だと、テストで結果を出すことが難しいという。



勉強は、インプット作業とアウトプット作業に分けられます。

インプット作業とは、聞いたり、書いたりして、覚えること。アウトプット作業は、文字通り、覚えた知識や情報を外に出すこと。

問題集を解くことはアウトプット作業になります。テストもアウトプット作業なので、高得点を取りたいなら、アウトプット作業の練習をするべきです。

しかし、先生が話したり、黒板に書いたことをノートに写すことは、インプット作業にしかなりません。

毎日の授業で、ひたすら黒板を丸写しして、きれいにまとめられたノートを見ると、すごく勉強した気になりますよね。

でも、そのノートに書いたことを、どれくらい覚えていますか?

授業が終わって、ノートを閉じたとき、先生の話や黒板に書いてあったことを何%くらい言えますか?

定期テストの前に、1カ月前の授業中に書いたノートを開いてみても、何も覚えていなくて、最初から読み直す、ということが多いのでは?

『コーネルメソッド』とは、アウトプット作業ができるノートのとり方なのです。

教科書を覚えるくらい読むことが第一歩

例えば、日本史の教科書の一文を黙読してみましょう。

「6世紀の朝鮮半島では、高句麗の圧迫を受けた百済や新羅が勢力を南に広げ、加耶の諸小国を合わせた、加耶諸国は562年までに次々に百済・新羅の支配下に入った。

そして、加耶と結びつきのあったヤマト政権の朝鮮半島での影響力は後退した」

『諸説日本史』山川出版社より引用

何が書いてあったか、どこまで言えますか?

次は、一言一句、暗記するつもりで音読してみましょう。

黙読したときより、ずっと多くの単語が出てきたのでは?

覚えるつもりで集中して読むと、百済や新羅が国の名前だとわかり、6世紀の朝鮮半島での各国の動向が理解できますよね?

教科書の数行分を覚えるつもりで読み込んで、教科書を閉じたときに言えるかどうか試してみる。

これがアウトプット作業なのです。

この一文を覚えていれば、国名などの穴埋め問題はもちろん、「6世紀の朝鮮半島情勢とヤマト政権のかかわりについて60字以内で述べよ」という記述問題にも解答できます。

ここで大切なのは、主要な国の名前だけでなく、それらの国の関係性まで覚えること。

知識を体系化して覚えるために活用するのが、『コーネルメソッド』なのです。

要点を図式化して書き、問題を考える

では実際に、この一文を『コーネルメソッド』でノートにとってみましょう。

『コーネルメソッド』では、ノートを三分割して、3つのSTEPで記入します。

自分でノートに線を引いてもいいですし、市販されている『コーネルメソッドノート』もあります。

コーネル式ノートのとり方:まずはノートを3分割!


1.教科書の一段落を覚えるよう読み込み、一度、口に出して要点を言ってみてから、その内容をSTEP1「ノート・エリア」に書きます。

一言一句書くのではなく、箇条書きにしたり、図式化するなど、ポイントだけでOK。

簡単にまとめながら、なるべく図や矢印などを使って、覚えたことをアウトプットしていくのです。

例えば、国名も、高句麗ではなく丸囲みの「高」で十分。

高句麗が南下したのなら、下方向に矢印を書いてみるとか。

主要な国と位置関係が頭に入っていれば、STEP1はクリアです。

コーネル式ノートのとり方STEP1:「ノート・エリア」に図などを使って一目でわかるようにまとめる


2.STEP1を書いてから少し時間を空けて、STEP1に書いたことが解答になるような問題を考え、STEP2「キーワード・エリア」に書く。

自分が先生だったら、どんな問題を出すか、出題者の視点に立ってみると、同じ内容を違った角度から見られます。

問題を書いたら、その日の勉強は終わりです。

コーネル式ノートのとり方STEP2:「キーワード・エリア」に自分なりに問題を作って書いてみる


3.1週間分の復習をするときに、STEP3「サマリー・エリア」に、自分なりに覚えた内容を要約して書いておきます。

もし忘れていたら、もう一度、教科書を読み返しても大丈夫。

ただし、ちゃんと覚えられたか、口に出して言ってみてから、ノートに書くこと。

このアウトプット作業が知識を定着させるのです。

コーネル式ノートのとり方STEP3:「サマリー・エリア」に、自分なりに覚えた内容を要約

『コーネルメソッド』で復習用ノートを作る
コーネル式ノートのとり方をまとめるとこんな感じ!

『コーネルメソッド』とは、復習用のためにノートを作ることなのです。

一言一句を書くのではなく、箇条書き、または図式化して書くことがポイント。

文字だけよりも、ビジュアルがあったほうがイメージできて覚えやすいですよね。

できるだけ図を描いたり、イラストを入れてもいいですよ。

テスト前などに復習するときは、「キーワード・エリア」の問題に答えてみて、内容がアウトプットできるかどうかチェックしたり、「サマリー・エリア」を見ずに内容が言えるようにします。

勉強を進めていき、参考書や問題集などでより詳しい内容を覚えたら、書き足していきましょう。

常にアップデートしていけば、いつでも復習ができるし、自分だけのノートが完成します。

自宅学習のときだけでなく、例えば授業中でも、『コーネルメソッド』でノートをとることができます。

先生が話し終わった瞬間に、今言っていたことを思い出しながら書こうとすれば、ただ聞いているのではなく、覚えられるくらい集中して聞くようになりますよね。

黒板を丸写しするのではなく、黒板に書かれたことを覚えるくらいのつもりで見て、パッと要点だけをノートに書いて、アウトプットしてもいいでしょう。



とにかく意味もわからず黒板を丸写ししたり、教科書を何も考えずに読むだけの勉強は、もう終わり。

『コーネルメソッド』で、効果的な自分だけのノートを作ることが、テストで高得点を取り、成績アップすることにつながるのだ。


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