AC長野パルセイロに所属するGK田中謙吾が、松本山雅FCへ完全移籍で加入することが決まった。25日に両クラブが発表している。
田中は1989年生まれの28歳。暁星高校から日本体育大学へ進学し、2012年から長野でプレーしている。キャリア通算で、明治安田生命J3リーグで76試合出場、天皇杯で4試合出場を記録。今季は明治安田生命J3リーグで8試合に出場した。
完全移籍にあたり、田中は長野の公式HPにて以下のようにコメントしている。
「この度、松本山雅FCに移籍することになりました。上のカテゴリーでチャレンジし、選手として人としてもさらにレベルアップをしたいと考え、このような決断に至りました。長野での7年間は大切な財産です。何も経歴もない自分に、サッカー選手としてプレーするチャンスをいただけたクラブには本当に感謝しております。そして2年目までライフライン長野様で働かせていただき、社会人としての一歩を経験させていただきました」
「どんなに苦しい時も、地域の多くの人に支えられ、励まされ過ごすことができました。そしてこの素晴らしいサポーター、スタジアムがあることは当たり前ではありません。今に至るまで長野パルセイロのために戦った選手たち、スポンサー様、朝早くから準備をしてくださるクラブスタッフ、ボランティアの方々のおかげで素晴らしいUスタの雰囲気があります。大切な仲間と共にどうにかJ2昇格という形で恩をお返したい、その想いで闘ってまいりました。それを果たすことができずチームを離れることは大変申し訳ないです」
「この悔しさを胸に、強い意志を持って新天地でチャレンジしたいと思います!長野パルセイロに関わるすべての方々、7年間本当にお世話になりました!」
また、加入が決まった松本の公式HPでは以下のようにコメントしている。
「AC長野パルセイロから加入することになりました、田中謙吾です。J2優勝を果たした松本山雅の一員としてプレーできる機会を与えていただいたこと、感謝しております!昇格を果たしたタイミングで加入することは、とても責任があると感じていますし、覚悟を決めてきました。そして山雅の素晴らしいサポーターと共に戦えることは大変光栄で身の引き締まる思いです!山雅の勝利のために身体を張り、愚直に戦いたいと思います!!」