「クリスマス・エクスプレス」「改源」… 「あ、冬が来たな」と思うCM

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2019年01月01日 08:02  ヒトメボ

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ヒトメボ

冬を感じるCMといえば?
テレビCMには一年中流れているものもあれば、特定の季節にのみ流れる「季節もの」もあります。この「季節もの」のテレビCMは年中行事のようなもので、テレビで放送されはじめると、季節の変化を実感しますよね。今回は、流れはじめると「あ、冬が来たな」と思うCMについてヒトメボ読者に聞きました。

「アルシンドになっちゃうよ!」 ワンフレーズで映像がよみがえる90年代CM


●JR東海「クリスマス・エクスプレス」のCM
「クリスマス時期の東海道新幹線のCMは、子どものころ見て憧れました。子どもながらに素敵な曲だなぁとも思っていました」(東京都・35歳女性)

「『クリスマス・エクスプレス』。たしか小学校4年生のころに初めてこのCMを見たと思います。こんなふうな恋がしたいと妄想しました」(東京都・34歳女性)

現在ではクリスマス・ソングのド定番となっている山下達郎さんの『クリスマス・イブ』をバックに、男女の切なくもほほ笑ましい恋模様を描いた名CMです。このJR東海の「クリスマス・エクスプレス」のテレビCMが放映されたのは1988年-1992年ですが、2000年に「クリスマス・エクスプレス2000」として一度復活しています。

●風邪薬のCM
「『パブロン』のCMが流れると『冬が来た』という感じがする」(東京都・33歳男性)

「冬を感じさせるテレビCMといえば風邪薬のCMだと思う。『ベンザ』かなぁ」(東京都・32歳女性)

冬はインフルエンザ・風邪が多発する季節。そのため冬には風邪薬のテレビCMが多くなりますね。

例えば、回答で挙がった大正製薬の『パブロン』は1955年(昭和30年)に新聞・ラジオ・テレビでの宣伝を開始しています。皆さんがよく覚えているテレビCMは、三田佳子さんが母親役、後藤久美子さんが娘役を演じた「よかったネ、早めのパブロン」というキャッチコピーのバージョンではないでしょうか? この三田さん・後藤さんコンビのCMは1987年から1995年まで続きました。1996年からは竹下景子さんが母親役を務めるバージョンになりました。

武田薬品工業の『ベンザ』シリーズにも長いテレビCMの歴史があります。南沙織さん、森昌子さんなど当時のトップアイドルのみならず、中村雅俊さん、佐野史郎さんといった俳優が起用されたこともあります。皆さんが最も印象に残っているのは、和久井映見さんが登場するシリーズではないでしょうか。和久井さんは1995年から2004年までの10年間「ベンザブロック」のCMに起用されました。

●カイゲンの風神さんのCM
「改源の風神さんのテレビCM。『風邪ひいてまんねん』のせりふが印象的」(大阪府・35歳男性)

「『風邪引いてまんねん』という風神さんが出てくる風邪薬のCM」(京都府・34歳女性)

こちらも風邪薬ですが、実はこのカイゲンファーマ(改源)のテレビCMは関西重点放映で、関東ではあまりおなじみのものではありません。しかし、1982年(昭和57年)から開始されたCMでは、風神さんが「風邪ひいてまんねん」と言うなど「とぼけた味」があり、視聴者に強いインパクトを与えました。ちなみに現在では、風神さんはよりふっくらとしたかわいらしいキャラクターにデザインチェンジされています。

●JR東日本「JR SKISKI」のCM
「冬のテレビCMといえばJRのスキーのCM。小学校のときに見て覚えているけどずっと続いていますよね」(東京都・35歳女性)

「冬なら『JR SKISKI』のCM。高校生のときに見た木村カエラさんのバージョンを覚えています」(東京都・29歳女性)

JR東日本の「スキーに行こう!」というテレビCMは1990年までさかのぼることができます。もともとは「ガーラ湯沢スキー場」のお客さんを増やすために制作されたもので、これが最初の「JR SKISKI」キャンペーンです。その後、数度の中断を含みながら現在まで続いています。

その年ごとに起用されるミュージシャン、楽曲、俳優が異なりますので、世代によって印象に残っているバージョンは違うでしょう。上記の回答にある「木村カエラさん」のバージョンは2007年版です。ちなみに2018年は、松本穂香さんと伊藤健太郎さんがイメージキャラクター、楽曲は『sumika』が提供しています。

●お寺・神社などの初詣のCM
「『初詣は成田山 新勝寺へ』という初詣のCMが流れるようになると、『ああ年末だ。冬だなぁ』と実感する」(東京都・32歳男性)

「冬を感じさせるのは初詣のCM。『初詣は川崎大師へ』といういつものCMが流れると冬です」(東京都・31歳女性)

確かに初詣のCMは冬、しかも年末を感じさせますね。成田山や川崎大師など大きなお寺のCMはずっと続いていますので、もしかしたら親子二代にわたっての「冬を感じさせるCM」になっているかもしれません。関東では上記の「成田山 新勝寺」「川崎大師」が有名ですが、地方ごとに「初詣のCMといえば○○!」という定番のお寺・神社がありそうです。


クリスマスや初詣といった季節のイベントや、風邪薬のように冬に多く必要とされる製品、スキーのような冬のレジャーなどのテレビCMは特に、あらためて冬の訪れを実感させますよね。皆さんは、どんなテレビCMを見ると「冬が来た」と思いますか?

(柏ケミカル@dcp)

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  • 風邪薬のCMなら、白い猫が出てくるやつが好き。
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