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女子アスリート「23%が疲労骨折」生理不順でリスク上昇 慶応大

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2019年01月02日 06:31  ハザードラボ

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ハザードラボ

 2020年の東京オリンピックに向けて、年末年始も多くのアスリートが汗を流すなか、ショッキングなニュースが届いた。慶応義塾大学の研究チームが、体育会に所属する女性部員56人を調査した結果、23%が「疲労骨折」の経験があると答え、半数以上で生理不順などのトラブルを抱えていることがわかった。
 日本整形外科学会によると、「疲労骨折」とは、1回の外傷で起きる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部分に、小さな力が繰り返し加わることで、小さなひびが入って、やがて完全に骨折する状態を言う。

生理不順のトラブルも… 慶応大医学部の宮本健史特任准教授らは、大学の体育会に所属する女子選手56人を調べた結果、生理不順が原因で疲労骨折のリスクが約8倍高くなることを突き止めた。  調査した部員56人のうち、23.2%が疲労骨折の経験があることがわかった。さらに部員の約半数が、無月経をはじめとする生理不順や、脛(すね)の内側の骨の鈍痛(シンスプリント=脛骨過労性骨膜炎)に苦しんでいることが判明。  さらに月経障害があると、疲労骨折のリスクが約8倍高くなることもわかった。一度、疲労骨折を経験すると、次に疲労骨折するリスクは約5倍高くなるという。また練習メニューが過密化し、運動による消費エネルギーが高くなると疲労骨折を起こしやすくなる可能性も示された。

 血液検査や尿検査を実施したところ、疲労骨折の既往がある選手は、骨折したことがない者に比べて、「クレアチンキナーゼ(CK)」と「乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)」の値が高いことがわかった。これらは、筋肉中にある酵素で、運動をして筋肉が痛むと高くなる傾向がある。  その一方で、骨を作るタンパク質である「オステオカルシン(OC)」や、「低カルボキシル化オステオカルシン(ucOC)」は低かったことから、これら4つの数値や生理不順の有無などを定期的にモニターすることで、疲労骨折を事前に予防する指標になると期待されているという。

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