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THE ALFEE、倉木麻衣、AKB48、すぎやまこういち……ギネス記録を樹立したアーティストたち

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2019年01月12日 18:02  リアルサウンド

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 昨年のクリスマスイブ、THE ALFEEが、日本武道館での公演中にギネス世界記録に認定されたと発表した。記録とは、「同一国際スポーツ大会のテレビ放送における同一アーティストによる最多テーマソング数」だという。彼らは関西テレビが放送する『大阪国際女子マラソン』に1987年からテーマソングを提供しており、期間は31年におよぶ(阪神・淡路大震災で中止になった1995年を除く)。同じ曲が継続使用されたのではなく、毎年新しい曲を作ってきたのだ。昨年を最後にテーマソングは卒業となったが、12月19日にはそれまでの全31曲を網羅した『Last Run!』をリリースしている。


(関連:THE ALFEE 高見沢俊彦が語るマラソンと人生、そしてバンドの歩み


 ギネス認定にもいろいろあるが、「同一国際スポーツ大会のテレビ放送における同一アーティストによる最多テーマソング数」とは、ずいぶんピンポイントなカテゴリーの記録だなと驚く。とはいえ、この長期間は凄い。THE ALFEEは全員が60歳の還暦を迎えた2015年からグループサウンズを演奏する変名バンド、ザ・カンレキーズ(The KanLeKeez)も始め、翌年には最年長新人バンドと銘打ち『G.S. meets The KanLeKeeZ』でメジャーデビューもしている。THE ALFEEは今年でデビュー45周年の長寿バンドであり、そのうちの3分の2以上の期間を「同一国際スポーツ大会」と伴走してきたわけだ。1974年のデビュー時には4人組だったが、翌年に桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦の3人組となってからはメンバー交代なしで駆け抜けてきた。バンドとしては、稀有なケースだ。


 日本の音楽界を見まわしてみると、他にもギネス記録を持つ人がちらほらいる。倉木麻衣も2017年に「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」に認定されていた。2000年に「Secret of my heart」が『名探偵コナン』のテレビ放送エンディングテーマに起用されたのをはじめ、同アニメのテレビ版、劇場版のテーマソングを17年間手がけてきた。ギネス認定された年には、それら21曲を集めた『倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-』をリリースしている。こうしてふり返ると、THE ALFEE『Last Run!』は倉木と同種の記録&企画でありつつ、期間の長さと曲数の多さでベテランの貫禄を誇示したものにみえる。ちなみに倉木は、2019年にもテレビ版『名探偵コナン』のテーマソング「薔薇色の人生」を発表している。


 また、2010年にはAKB48が「世界一人数の多いポップグループ」としてギネス認定された。当時は姉妹グループとしてSKE48、NMB48、SDN48が存在し、研究生まで含め総勢約200人の規模だった。ただ、記録に関しては、AKB48本体のメンバー48人での認定だったという。その時と今を比べると、SDN48は消滅したものの、国内と海外でさらに姉妹グループが増殖しているわけだ。2012年にはAKB48を題材にしたゲーム「AKB1/149恋愛総選挙」が「最も多くのポップシンガーがフィーチャーされたビデオゲーム」、2014年には第5代青森リンゴクイーンに任命されたHKT48と集まったファンが「フルーツの仮装をした最大集合人数」など、48グループ関連で複数の記録が認定されている。とてつもなく大所帯で様々なメンバーがいるのだから、カテゴリーの設定次第でいくらでも記録を作れそうな気がしてしまう。


 長い、多いという記録があれば逆の記録もある。ピコ太郎「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」は2016年9月30日〜10月6日にYouTubeの週間動画再生回数で日本人初の世界1位となり、再生数累計で1憶3,000万回を超えた。同曲はBillboard集計の同年10月29日付け全米ヒットチャートで77位となり、「Billboard Hot 100にランクインした最も短い曲」でギネス認定された。わずか45秒しかないのである。ただ、ここで言う“史上で最も短い”というのはBillboardのランクイン曲に限定しているからであって、限定なしだとデスメタルのNapalm Death「You Suffer」が世界最短とされている。1.3秒で4つの単語を叫んでいるらしいが「ヴァッ!!」としか聞こえない。


 芸能人を記録に挑戦させる企画がテレビ番組でしばしば放送されるが、辻希美はモーニング娘。在籍中の2005年に12.8メートルの巨大フラフープを30秒回してギネス認定された。また、今ではバラエティタレントとして知られる島崎和歌子は、アイドル歌手だった過去がある。そのせいもあって1999年のTBS『オールスター感謝祭』の番組内で彼女に主題歌CDを制作させるドッキリ企画が実施され、Risky名義のシングル「My life is …」5万枚の完成にこぎつけた。所要時間は4時間28分でCD制作の最短記録となった。


 このように日本の音楽関連のギネス記録をいろいろ調べるうちに感じたことがある。シニア世代の奮闘が、目立つのだ。


 『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽で有名なすぎやまこういちは、2016年に「最高齢でゲーム音楽を作曲した作曲家」として世界記録になった。当時は84歳だった。長唄、清元、義太夫など伝統芸能の邦楽であれば高齢の演奏者は珍しくないし、人間国宝になるなどしてしばしば報道されたりもする。それが、ゲーム音楽である点が興味を引くのであり、かつては新奇な遊びだったゲームも成熟したカルチャーになったのだなと実感する。


 また、2015年にあらゆる音楽のなかで世界最高齢バンドと認定されたのが、日本の3人組だった。ヴィブラフォンの鍋島直昶、ピアノの大塚善章、ベースの宮本直介からなるゴールデンシニアトリオは総年齢248歳、平均年齢82歳で記録を樹立し、昨年にもライブ演奏をしている。さらに昨年、「最高齢のプロフェッショナルクラブDJ」と83歳で認定されたのが、DJ SUMIROCKだ。彼女は昼間、岩室純子として中華料理店で調理にたずさわる一方、夜は新宿歌舞伎町のクラブでターンテーブルを操るのだった。


 故・遠藤賢司は、まだ40代半ばだった1991年に「史上最長寿のロックンローラー」と題したシングルを発表していた。ギネスブックに載った99歳の白寿ロックンローラーが歌う設定の同曲は、加齢をネタにしたある種のジョークだった。だが、今ではTHE ALFEEがザ・カンレキーズになって自らの年齢を笑いにしつつ、本来のバンド活動をこれまでと変わらず当たり前のように続けている。少子高齢化が進む日本社会では、頑張るシニアが珍しくない。そうした裾野の広がりから、シニアの記録更新も多く生まれるということだろう。(円堂都司昭)


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  • KinKi Kidsを忘れてますよ。デビュー以来、オリコン初登場1位連続記録更新中。
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