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放流ウミガメ「みかん」どこへ 「うめ」は太平洋を回遊

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2019年01月13日 08:01  朝日新聞デジタル

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朝日新聞デジタル

写真衛星発信器を着けて放流された2匹のアカウミガメ=2018年11月25日午後2時10分、和歌山県串本町有田の海岸
衛星発信器を着けて放流された2匹のアカウミガメ=2018年11月25日午後2時10分、和歌山県串本町有田の海岸

 アカウミガメの生態を調べるため、串本海中公園センター(和歌山県串本町有田)が昨年11月に発信器を着けて放流した2匹の子ども。1匹は順調に太平洋を回遊しているが、1匹は想定外のコースを進んだ後、所在が確認できなくなった。


 和歌山にちなんで「うめ」と「みかん」と名付けられたウミガメ。ともに海中公園の水族館で2016年に生まれた。館によると、日本沿岸で生まれた野生の赤ちゃんは、黒潮の流れに乗って太平洋を回遊するのが通常。11月25日の放流直後、2匹は迷いなく沖へと泳ぎだした。


 2日後、2匹の動きに差が生じた。うめは一気に潮岬沖170キロ地点へ。黒潮の流れに乗る、期待通りの動きを見せた。一方、みかんは沖からUターン。沿岸に戻ってきてしまった。


 1週間後、うめは黒潮の流れに乗って伊豆半島方面へ。みかんはすさみ、白浜沿岸にとどまり続けた。2週間後、うめは太平洋を横断し始める。みかんは逆方向の徳島方面へ向かった後、再びすさみ沿岸に。吉田徹・水族館副館長(36)は「みかんのコースは通常とは異なるが、水深が浅く、エサのクラゲや甲殻類が豊富な沿岸を選んだのかもしれない」とみている。


 12月20日、みかんからの信号が受信できなくなった。最後にいたのは日置川河口付近。総移動距離は約540キロだった。送信機が脱落・故障したり、漁の網に絡まって死んだり、サメに食べられたりしたことが考えられるという。


 順調に泳いでいるうめの、今月12日時点での総移動距離は約3500キロ。水族館によると、機器に問題が生じなければ、1年ほど回遊の経路を追跡できるという。海中公園のホームページ(http://www.kushimoto.co.jp/)やツイッターで随時、うめの現在地を紹介していくという。(東孝司)


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このニュースに関するつぶやき

  • ウミガメにとって、生存リスクの高い沿岸は棲息に適さない ということか。遠洋に出た「うめ」のほうが、大きくなりそうだ。「みかん」、貴重なデータをありがとう。
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  • 小惑星探査機の「はやぶさ」みたいに、みかんからの信号が再受信できて「実は無事だった」と言うドラマチックな展開を期待したい。
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